〇〇円までは売らない!長期保有の方は必見です。~ 効率的なポートフォリオ管理の紹介 ~

「世間は、短期売買が主流だけど、自分の投資スタイルはバイアンドホールドの長期運用型が信条だ」と思っている方々。

「何年も前に買った株が下落してしまい、買値まで株価が戻るまでは売りたくない」と思っている方々。

そんな方々に必見の戦略をご紹介したいと思います。その名も「カバードコール戦略」です。

どういう仕組みなのでしょうか?


カバードコール戦略とは?


上図をご覧ください。
緑色の点線で示したのが「株の買い持ち」から発生する損益、青色の点線で示したのが「保有株を対象としたコールオプションの売り」から発生する損益、そして赤色の実線で示したのが「株の買い持ち+コールオプションの売り」の合成ポジションの損益になります。

例えば、ある投資家が赤点の「現在値」で株を購入し、黒点の「目標価格」になったら利益を確定したいと考えているとします。

勿論、緑色の点線のように、そのまま株だけを保有し続けても何ら問題はないのですが、

  1. 現在値から目標価格に到達するのに、数カ月~数年を想定している。
  2. 目標価格に到達すれば、もう売却していいと思っている。

の2つの前提条件が当てはまるならば、カバードコール戦略(赤色の実線)をお奨めします。

方法は、「目標価格を権利行使価格とするコールオプションを売却する」だけです。

そうすれば、

  1. 目標価格よりも左側のレンジでは、株の値動きと共にオプションを売ったことによる金利収入を手に入れることできます。
  2. 目標価格よりも右側のレンジでは、目標価格で株を売却出来たことに加え、オプションを売ったことによる金利収入を手に入れることできます。

目標価格以上に、株価が上昇した場合はどうなるの?

確かにその場合は、利益を更に伸ばせたという機会を失うをすることになります。
しかし、実損ではなく、あくまでも機会損失です。当初の目標価格での売却になるわけですから、そこまで悔しい思いはないでしょう。
また、たとえ利益を伸ばすチャンスがあったとしても、「利益確定」という投資行動は、欲が絡む故に中々難しいものになります。場合によっては、売り時を逃し、利益を失くしてしまうこともあるでしょう。

そう考えるならば、当初想定していた目標価格で機械的に売却することができ、且つその間に金利収入も得ることが出来る、カバードコール戦略はひとつの道具として知っておいて損はないでしょう。

eワラント証券では、CFD取引の取扱いも開始しましたので、「株の保有」という部分を、「CFDの保有」として利用していただいても、もちろんカバードコール戦略は可能です。


(eワラント証券 マーケティング部ヴァイスプレジデント 吉野 真太郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。