『コロナ感染拡大第二波』で選好される可能性がある銘柄

コロナ感染拡大第二波という判断

かねてより「コロナ感染拡大第二波」について取りざたされていたが、7月30日、東京都が新型コロナウイルスの感染防止策として都内全域の飲食店とカラオケ店に営業時間短縮を要請(8/3~8/31)したことから、「コロナ感染拡大第二波」と判断したものということになるだろう。報道内容やイメージではなく、自治体の動きから「第二波到来」が判断されたものといえる。ここから先、大阪や名古屋など大都市圏では同様の措置が取られる可能性もあるだろう。7月中旬以降の日経平均の上値の重さはこれを先取りしていたものと思われる。菅官房長官は、「政府として緊急事態宣言を再び出す状況ではない」との認識を示しているものの、東京都においては、やはり「第二波到来」との認識が正しいだろう。第一波時と今回の違いはいくつか指摘することができる。

  • 感染者は20-30代の若年層が多い
  • 重症者と死者は少ない
  • 「PCR検査」の数は5,000件/日に拡大している

ここから受ける印象は「第一波より早期に収束するのでは」というものだが、活動制限が広がることには変わりがなく、企業においても逆風となった企業、追い風となった企業の差が表れている。

JR東日本が7月30日に発表した2020年4-6月期連結決算は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で鉄道利用が激減し、最終損益が1,553億円の赤字となった。東日本大震災時の2011年1~3月を上回り、四半期として過去最大の赤字だ。逆に、マスクをはじめとする衛生用品需要が高まったことからドラッグストア大手のウエルシアホールディングスが7月8日に発表した2020年3-5月期の連結決算は、売上高が前年同期比10.5%増の2,325億円、経常利益が前年同期比27.5%増の112億円、営業利益は前年同期比29.4%増の105億円となった。この「差」はまだ続くことが確実視される。


コロナ追い風銘柄がもう一度買われる可能性大

ドラッグストア、なかでも首都圏に店舗を持つドラッグストアには追い風が吹き続けるものと想定される。これまでの株価の値動きを勘案して以下のような銘柄に注目したい。

ウエルシアホールディングス(3141)


ツルハホールディングス(3391) 


サンドラッグ(9989) 


クリエイトSDホールディングス(3148) 


ココカラファイン(3098) 


このほか、コロナ禍相場で株価が軒並み高となった「ゲーム株」についても見直されるタイミングが到来すると考える。この分野の銘柄も、過去の値動きを拠り所にして選別するのが良さそうだ。もちろん第一波時の目立った株価の上昇を見せた銘柄を選好することになる。

任天堂(7974)


カプコン(9697)


コーエーテクモホールディングス(3635)


(株式ジャーナリスト 天海源一郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。