かのうちあやこの「サンリオEXPO2017」レポート

 サンリオEXPO2017に行ってきた。

 これはサンリオの新商品などを紹介する関係者向けのイベント。

 JRAのマスコットキャラクター「ターフィー」がサンリオさんとの共同企画で製作されたご縁でラジオNIKKEIもご招待いただいているそうだ。

 まず入った正面からピンクな優しい雰囲気でキキララが迎えてくれる。写真を撮れるスポットになっている。

 そしてサンリオの月刊誌「いちご新聞」、キャラクター大賞の結果が示されていた。個人的には1位がキティちゃんではないことに驚いたが、3位マイメロディ、2位ポムポムプリン、1位シナモロールは不動の人気だそうで、展示でもこれらが中心。マイメロなどは私の子供の頃にもあったキャラクターで、長生きだなあと感心してしまう。親の世代が親しんだものが引き継がれているという意味もあるのだろう。リバイバルもののキャラクターも人気だと言う。

 そしていちご新聞の「いちごの王さま」からの平和へのメッセージが掲げられていた。子供たちがサンリオのかわいいキャラクターたちに囲まれて暮らせるような世界が平和そのものだろう。

 展示会場には大きなドームが作られている。キティちゃんの場合は赤いリボンの目立つキティちゃんの輪郭の形の大きな屋根状のものだが、これはショッピングセンターなどの店舗活性化策として提案しているそうだ。プリンちゃんエリアでは、「ポム顔」をして写真を撮れるスポットなどがあり、体験型消費を促す。これは近年集客に苦しむショッピングセンターにとってもありがたいはずだ。お正月用イベントなども用意されていた。

 そして、コラボレーションの試みも広がっている。「美少女戦士セーラームーン」25周年を記念し、マイメロディとコラボしたシリーズは、初回売出しに買い占める人が出る大人気。サンリオのデザイナーが絵をおこし、目のつき方などマイメロのデザインに寄った、グッズにした時にかわいく見えるものになるよう工夫されている。

 また、食品とのコラボも目立った。キティちゃんと同い年だというロッテの小梅ちゃんとのコラボはキャンディのパッケージがとてもかわいい。さらにロッテリアで「ふるポテ(小梅風味)」も売り出され、予想を上回る売上だった。米菓業界2位の三幸製菓では主力ブランド「雪の宿」でコラボ。こちらも前年比5割増の売上を達成。現在はプリン味発売中だそうだ。秋田の銘菓「金満」にもキティちゃんの焼き印。こうした地元の知る人ぞ知るというようなお菓子もキティちゃんのおかげで海外からの旅行客から手に取ってもらいやすくなるという。京都の老舗とのコラボもあった。これもインバウンド向けでもある。インバウンド対応では、化粧品や虫よけ、ハンドクリームなどでもかなりの商品数があった。

 販路の拡大という意味では、企業向けも注目される。私たちがいただいた招待状はサンリオキャラクター勢揃いの飛び出すカードだったが(スタッフの机に飾られている)、この技術を応用し企業のご挨拶カードなどを作っているそうだ。例えば営業担当の交代のご挨拶。カードを開くと「お世話になりました」が立ち上がり、次に「これからよろしくお願いします」と顔が出てくる。これなら印象に残りそうだ。

 また、デンソーのCSR活動でもキャラクターが活用されている。地域の子供たちを招くイベントを活性化、冊子にキティちゃんが登場して親しみやすくなっている。企業内装飾では、トランス・コスモスのコールセンター休憩室には壁紙などにキティちゃんが並ぶ。託児所の一部にも使われている。人手不足の時代、働きやすさのイメージアップに一役かいそうだ。

 空間装飾では意外な発見があった。子会社ココロでは、集客用のロボットなどを手掛けている。サンリオピューロランドのロボットを製作している会社だが、「変なホテル」のフロントの恐竜ロボットや、成田空港のリアルな人型受付ロボットなどもつくっているそうだ。

 さて、ものすごい数の写真を撮ってしまった。インスタにはどれをあげようかな。あ、こういうことですね。キャラクターの効果とは!

(フリーアナウンサー/証券アナリスト かのうち あやこ)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。