ついに国内銀行株の買い場到来か!?万年、出遅れていた業界に明るい兆しが!?

4/13に「金利上昇=銀行株買いというのは本当に正しいのか!?米銀行株に起きている異変に注目!」と題して、米金利と米銀行株の関係性について記事を書かせていただきました。
それに絡んで今回は、日本の金利と国内銀行株の関係性について検証し、今後大手メガバンクを筆頭とした日本の銀行株は買いなのかどうかを考えていきたいと思います。

日本の銀行株にも変化の兆しが?

下の図1をご覧ください。
2013年から足元までの、日本の10年債利回りと東証銀行業株価指数の推移を週次ベースで表したものになります。
東証銀行業株価指数については、市場全体の影響を取り除くため、TOPIXとのレシオを計算しグラフ化しております。

2013年以来、大規模な量的金融緩和を背景に長期金利は下がり続け、それに連動する形で銀行株も下落し続けて来たのが分かります。
しかし、その動きに足元、変化の兆しが出てきています。赤色の点線で囲った部分に注目してください。
日本銀行としては、量的金融緩和も今後も続けるという政策スタンスを何ら変更していないのですが、米FRBによる急ピッチな利上げ政策に日本の金利市場もさすがに影響を受け始め、マイナス金利だった長期金利が+0.2%台まで上昇し始めています。そしてそれに連動する形で、銀行株のパフォーマンスも改善し始めています。

日本の銀行株は大きな転換点にある!?

今のところ、日本銀行は長期金利の上限値としている+0.25%を超えるようであれば、無制限の指値オペを行う事にしており、さすがにこのラインを超えてくることは直ぐにはないと思われますが、世界的な物価高、利上げの流れがこのまま続くようであれば、日本銀行としても長期金利に至っては、早晩上限値を引き上げることも検討しているかもしれません。

そうなれば、図1で言うところの2015年以来の金利水準になる可能性もあります。

では現在の銀行株の水準は、その頃に比べてどうでしょうか?

TOPIXとのレシオで言うならば、2015年当時は0.14前後でした。それが足元では戻ってきているとはいえ、0.08を少し超えたあたりです。従って、もしその水準まで戻るのであれば、日本の銀行株は現在の水準から、対TOPIXで約70%も上昇する可能性を秘めていることになります。

長期金利の上昇に強く反応した保険株!

では、同じく金利関連株として保険業界の株価はどうなっているでしょうか?下の図2をご覧ください。
2013年から足元までの、日本の10年債利回りと東証保険業株価指数の推移を週次ベースで表したものになります。
東証保険業株価指数については、市場全体の影響を取り除くため、TOPIXとのレシオを計算しグラフ化しております。

赤色の点線で囲った部分に注目してください。足元の長期金利の上昇に、株価が敏感に反応しているのが分かります。

銀行株との違いは反応の度合いです。
先程と同様に、2015年の水準と比較すると、既に同じ水準まで戻ってきていることが分かります。
保険業界は銀行業界と比べて運用期間が相対的に長めですから、長期金利の上昇により強く反応したと言えるでしょう。

今後の戦略は?

大規模な金融緩和以降、投資対象としては見放され続けてきた日本の銀行株ですが、長期目線で買い場の到来が来たのかもしれません。長い目で保有資産に組み入れておくことをお勧めします。

さらに保険株との組み合わせで言うならば、出遅れている銀行株を買って、既に反発しきっている保険株を売るという戦略も面白いかもしれません。(銀行株のコールを買い、保険株のプットを買うことで可能です。)

弊社が提供するeワラントには、国内の銀行株として三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】三井住友フィナンシャルグループ【8316】みずほフィナンシャルグループ【8411】、国内の保険株としてSOMPOホールディングス【8630】MS&ADホールディングス【8725】第一生命ホールディングス【8750】東京海上ホールディングス【8766】など金融株を原資産とした商品が多数あります。少額から損失限定のレバレッジ投資が可能なeワラントを、ぜひこの機会に始めてみませんか?


(カイカ証券 吉野 真太郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、カイカ証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。