どっちだろう・・・?どっちかに大きく動くと思うんだけど・・・、そういう時はこれです!~ オプション戦略のご紹介 ~

「4年前の米国大統領選挙では、大きく上下に振れたし、今回の選挙でもどっちに相場が振れるか分からないけど、大きく振れるんだろうなー。選挙の結果が出てから、トレンドフォローで相場が動いた方向に付いていくのがいいんだろうけど、動きが早いし、騙しの可能性もあるし・・・。結局指をくわえて落ちつくのを待つしかないのか・・・」

こんな風に思っている方々も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方々に必見の戦略をご紹介しますので参考にしてください。その名も「ストラドル戦略」です。

どういう仕組みなのでしょうか?


ストラドル戦略とは?

上図をご覧ください。
青色の点線で示したのが「コールオプションの買い」から発生する損益、緑色の点線で示したのが「プットオプションの買い」から発生する損益、そして赤色の実線で示したのが「コールオプションの買い+プットオプションの買い」の合成ポジションの損益になります。

この事例では、コールもプットも「買い」となっていますので、ロングストラドルという戦略になります。

つまりストラドル戦略とは、

  1. コールオプションを買う(売る)。
  2. プットオプションを買う(売る)。
  3. コールもプットも、同じ権利行使価格(ストライク)のものを使う。

と定義することが出来ます。

特徴としては、相場の方向性を予想するのではなく、相場の変動性を予想することになります。

上図のロングストラドルの場合で言うと、現在値よりも大きく上昇するか、大きく下落した場合に利益を得ることが出来ます。

反対に、相場がほとんど動かずに、狭い範囲内で動くような相場展開になった場合は、損失となります。しかしオプションを利用した投資戦略が故に、損失は限定されているため、追証の心配や、ロスカットを自分でやらないといけないという煩わしさ・難しさはありません。

もうひとつ特筆すべきこととして、「行って来い相場」に強いということです。
2016年の米国大統領選挙の時がまさに当てはまるのですが、一旦、下落に転じた後に、急上昇したようなケースです。

当時を振り返ると、「トランプ氏、優勢」が伝わると同時に、相場は急落し、上図で言うところの左側に大きく振れました。その結果、プットオプションは大きく値上がりした一方、コールオプションの方は、ほぼ無価値の状態になりました。多くの方々は、その時点でプットオプションだけを利益確定し、コールオプションの方は放置していました。なぜならば、ほぼ無価値なものを急いで売る必要もないと考えたのでしょう。しかしそれが功を奏しました。
その後、相場は何故か急反発に転じ、無価値だったコールオプションが大きく値上がりしたのです。つまり、コール、プットの両方で大きな利益を手に入れたのです。

ご参考までに、ショートストラドル戦略も紹介しましょう 。
下図をご覧ください。

今度はコールもプットも売り建てることになります。
ロングストラドルの場合とは逆で、現在値付近の狭いレンジ内で推移すれば利益を得ることが出来ますが、上下に大きく変動してしまうと損失となってしまいます。
2017年~2018年のような凪相場の時には、非常に有効な投資戦略となるでしょう。

eワラント証券でも、eワラントを使ったロングストラドル戦略を簡単に作ることが出来ますので、11月の大統領選挙の際は、是非チャレンジしてみてください。


(eワラント証券 マーケティング部ヴァイスプレジデント 吉野 真太郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。