また下がるの・・・?いや、絶好の買い場の到来かも?VIX指数の波形に注目

コロナショックの影響で、一時16,000円台まで売り込まれた日経平均ですが、23,000円台の元の水準まで戻った!と思いきや、ここ数日で再び急落しております。

投資家の間では、「コロナショック第2波の到来か!?」、「再び16,000円台まで下落するのでは?」と思っている方も多いと思います。

しかし、私はそこまで悲観しておりません。
過去、幾度とクラッシュ相場を見てきましたが、大クラッシュ→大幅反発の後に、再び小規模なクラッシュ相場になるという流れが一般的だと考えるからです。

下図をご覧ください。

これは、2008年1月~2020年6月12日におけるVIX指数の25日移動平均線を表したグラフです。
通常の凪相場ですと、VIX指数は通常10ポイント~20ポイントのレンジで推移するのが一般的です。従って、今回はその値が20ポイントを越えたら「広義の意味でのクラッシュ相場」と定義したいと思います。そのためグラフでは、20ポイントを基準に上下に分ける形で描いています。
つまり、20ポイントよりも上では「クラッシュ相場」、下では「安定相場、凪相場」だと思っていただければ大丈夫です。

さて、ここで注目してほしいのは赤点線で囲った部分です。
2008年のリーマンショックを含め、過去3度クラッシュというレベルの急落相場があったのですが、それら全てにおいて、VIX指数つまりはボラティリティが頂点をつけた後、一本調子で下がるかと思いきや、一瞬小幅ですが上昇している形が見受けられます。

つまり、言い換えるならば相場は急落の後、急反発し、ボラティリティが低下。しかしその後、小幅ですが再び下落相場を形成し、その結果、小幅にボラティリティが上昇するということです。

そしてこの第二波とも言うべき小幅なボラティリティの上昇は、決して直近に記録したボラティリティの頂点を越えられないという点がポイントです。
相場はいったん下げるものの、直近につけた安値を割り込むような相場にはなることなく、次第に落ち着きを取り戻していくということです。

今、足元で起きている下落は、クラッシュ時に見受けられるこの第二波に相当するのではないでしょうか?
そう考えるならば、絶好の買い場となるでしょう。
反発局面が急だっただけに、なかなか安値で拾えなかったという投資家の方にはチャンスとなるでしょう。

しかし最後に注意点として。
第一波のようなスピードで下げることはないにせよ、第二波もクラッシュであることに相違ありませんので、自己資金を一気に投資するのではなく、投資タイミングを何日かに分散する形で、拾っていくのが重要かと思います。


(eワラント証券 マーケティング部ヴァイスプレジデント 吉野真太郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。