やはり証明された小型株の戻り!次回のショックではこの教訓を活かそう!

4月21日付でeワラントジャーナルにて掲載させていただいた「年初からの規模別株価を徹底比較!コロナが落ち着けば、狙い目の銘柄群はここだ!」では、時価総額・流動性をベースに分類された規模別株価指数のパフォーマンスを比較・検証した上で、小型株を買って大型株を売るというロングショート戦略を提案させていただきました。

それから約1カ月が経過し、緊急事態宣言も首都圏含め全国的に解除され、相場は落ち着きを取り戻しつつある状況です。
日経平均やTOPIXなどの主要株価指数の価格だけを見ると、落ち着いたとはいえ、1カ月前に比べてそれほど値を戻しているわけではありません。
では、規模別で銘柄を分類した時、各銘柄群でパフォーマンスに優劣はついていないのでしょうか?

4月21日に記事を掲載したタイミングから検証するために、4月20日の終値を基準に検証してみました。


各指数の説明

  1. 東証1部:TOPIX
    1. 1位~30位(時価総額・流動性を考慮して):TSE Core30
    2. 31位~100位(時価総額・流動性を考慮して):TSE Large70
    3. 101位~500位(時価総額・流動性を考慮して):TSE Mid400
    4. 500位以下(時価総額・流動性を考慮して):TSE Small
  2. 東証2部:東証2部株価指数
  3. 東証マザーズ:東証マザーズ総合株価指数
  4. JASDAQ:JASDAQ株価指数


比較・検証

下図をご覧ください。
【図1】は4月20日~5月25日おける各規模別株価指数の価格推移を表したものになります。
また、【図2】は同期間における高値・安値・現在値をそれぞれの指数毎に表したものになります。


市場全体のパフォーマンスを表すTOPIXを見ると、+4.9%となっています。上昇しているとはいえ1カ月間でのパフォーマンスですから目を見張るような上昇とまでは言えないでしょう。

そんな中、ダントツでプラスのパフォーマンスを叩き出しているのがマザーズ指数になります。
この1カ月で、+26%という驚異的な上昇を遂げています。

反対に、コロナショックの最中、相対的に優秀なパフォーマンスを記録していた超大型株で構成されたTOPIX Core 30指数は、+2.3%に留まっています

前回の記事でも提案したように、ショック相場で大きく売られた小型株の戻りが鮮明になった格好です。4月20日の時点で、マザーズ銘柄をロングして、超大型株をショートしていれば、かなりの利益を獲得できたのではないでしょうか?

ショック相場の最中では、「大型株買い&小型株売り」を。
逆にショック相場が落ち着けば、「大型株売り&小型株買い」を。
相場の定説としてよくいわれることではありますが、この方程式が今回においても証明されることとなりました。
これも相場を張るひとつの目安としていただき、次回以降のショック相場に役立てていただければと思います。


(eワラント証券 マーケティング部ヴァイスプレジデント 吉野 真太郎)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。