グローバルの視点で見れば、狙うべき投資対象はこの国だ!!

昨年の12月23日に今年の相場を振り返る!~最も上昇した国、パッとしなかった国は?~と題して、コロナ禍における国別の株価パフォーマンスを分析したレポートを掲載させていただきました。

今回は、その第二弾といたしまして、コロナショック以降、約1年半経過した今の状況を国別に再検証してみたいと思います。


検証方法

  • 分析対象:下記の世界各国の代表的な株価指数
    • アジア/オセアニア
      • 日本:日経平均
      • 韓国:KOSPI(韓国総合株価指数)
      • 台湾:加権指数
      • 中国:上海総合指数
      • 香港:香港ハンセン株価指数
      • インド:NIFTY指数
      • オーストラリア:S&P/ASX200
      • ニュージーランド:NZX50
    • 東南アジア
      • タイ:SET指数
      • ベトナム:VN指数
      • フィリピン:フィリピン総合指数
      • インドネシア:ジャカルタ総合指数
      • シンガポール:ST指数
      • マレーシア:クアラルンプール総合指数
    • 中東
      • UAE:ドバイ金融市場総合指数
      • サウジアラビア:タダウル全株指数
      • トルコ:イスタンブール100種指数
    • ヨーロッパ
      • イギリス:FTSE100指数
      • ドイツ:DAX指数
      • フランス:CAC40
      • イタリア:MIB指数
      • スイス:SMI指数
      • ロシア:RTS指数
    • アフリカ
      • 南アフリカ:FTSE/JSE Africa Top40指数
    • 北米
      • アメリカ:ダウ工業株30種平均
      • カナダ:S&Pトロント総合指数
    • 中南米
      • ブラジル:ボベスパ指数
      • アルゼンチン:メルバル指数
      • メキシコ:ボルサ指数
  • 分析期間:コロナショックが生じた20年1月から足元の21年8月まで
  • 分析方法:20年1月~アメリカの株式市場でコロナショック後最安値を付けた20年3月23日までを期間①、20年1月~足元の8月13日までを期間②と設定し、20年1月6日の株価を100として分析


検証結果

下の図1~図3をご覧ください。図1は期間①、図2は期間②における高値、安値、現値を表したものです。また図3は、それらに加えて、20年3月の安値から足元までの反発率を併せて表示したものです。
図1、図2で上ヒゲは高値、下ヒゲは安値、赤マークは現値を表しています。

まず初めに、アルゼンチンのパフォーマンスが目立つかと思います。コロナショック直後では、ブラジルと合わせて南米の国々が大きく売られました。
しかし、中でもアルゼンチンは足元では主要な国々の中で最も上昇した国となっています。

次に産油国を見てみましょう。
サウジアラビア、UAE、ロシアなどが該当の国々になりますが、原油市場の反発を理由に、底堅いパフォーマンスとなっております。中でもサウジアラビアがパフォーマンスで一歩リードしております。

次に外資規制を導入している中国、インドはどうでしょうか?
中国は、コロナショック直後では、影響を最も受けなかった国でしたが、その分、反発も小さい状況となっています。
反面、インドは当初は大きく売り込まれましたが、その後の反発は大きく、コロナショック前の水準比で約40%上昇しております。

足元の株価水準だけで言うならば、フィリピン、香港、マレーシア、イギリス、タイ、インドネシア、シンガポールがコロナショック前の水準を依然超えられずに株価は低迷しています。


狙うべき国は?

では、今後狙っていくべき国はどこになるのでしょうか?
それを分かりやすく考えるために、⑴足元の株価の割安度、⑵安値からの反発率、の2つの尺度でそれぞれランキングをつけ、その順位をそのまま点数として、両尺度における合計点でランキングをつけてみた結果が、下の表1になります。
割安度においては、点数が高いほど割安であり、反発率においては、点数が高いほど反発率が低いことを意味しています。つまりは、出遅れていることを示唆しています。

如何でしょうか?

フィリピン、香港、マレーシア、イギリスあたりが、出遅れ国の上位となっております。
反面、アルゼンチン、韓国、台湾、ベトナム、インドあたりが先走って上昇している感が否めず、今後も上昇が続くかどうかは見極めが必要かと思われます。

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そちらのプット型eワラントを単体で買うのも良いですし、韓国よりは出遅れている日経平均を原資産とするコール型eワラントを併せて購入することで、日本と韓国のパフォーマンス差に着目した投資をするのも面白いでしょう。

またeワラントではありませんが、NYダウを原資産としたCFDやNYダウに連動するETFを原資産としたレバレッジトラッカーなどもあります。

ぜひ、この機会に活用してみてください。


(eワラント証券 吉野 真太郎)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。