コロナショックで久しぶりにVIX投資のチャンス到来!売りの大チャンス!?

コロナショックの影響で毎日のように大幅下落が続き、ボラティリティも急上昇しています。

「コロナ問題は、いずれ解決するだろうから安い株価で買いたいんだけど、まだ下がりそうで怖い…」
「メディアも大騒ぎで、本当にこの問題は解決するんだろうか…」

と心配して何も手につかない方も多いのではないでしょうか?

大丈夫です。パニック相場になった時はいつもそうです。リーマンショック、東日本大震災の時を思い出してみてください。当時はパニック売りで大幅下落が毎日のように続きましたが、足元の株価はというと、当時の株価とは比べものにならないくらい高い水準ですよね。

つまり言い換えるならば、“パニックはいずれ終息する”ということなんです。
パニックの終息を前提にするならば、何か効果的な投資戦略はないものだろうか?

あるんです!
“パニックが起こる=ボラティリティが上昇”ということですから、“パニックの終息=ボラティリティの下落”も成り立つはずです。

そこで今回、VIX指数を利用した投資手法をご紹介したいと思います。


VIX指数とは?

シカゴオプション取引所がS&P500種指数のオプション取引で計算されるインプライドボラティリティを独自の計算ルールに基づいて算出・公表しているボラティリティ指数になります。

市場のパニック度合いを表したものともいえるので、別名「恐怖指数」とも呼ばれています。


VIX指数の推移と投資戦略

下図をご覧ください。
2004年~2020年2月27日までのVIX指数の値をプロットしたグラフになります。


これを見る限り、2008年のリーマンショックが如何にパニックだったかということがお分かりになりますよね?
しかしリーマンショックは、100年に一度と言われるぐらいのものです。今回のコロナ問題がそれに当たるかというと、私個人としては疑問に思います。

そこで注目していただきたいのが、図の中にある赤線です。これはVIX指数の40という値を示したラインになります。
過去、15年においてリーマンショックを除けば、3度しか40という数値を超えたことはありません。それにも関わらず、昨日時点でVIX指数は39.16という値となっています
これは、VIX指数を売る好機と捉えても良いかもしれません。

今後、相場が元の水準にすぐには戻らないにしても、「下落が止まった」という状況になれば、VIX指数が急落する局面が来る可能性が高いのです

滅多に来ないチャンスですので、是非試してみください。


(eワラント証券)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。