ヒストリカル・ボラティリティが下降トレンドに!?上昇の兆しか?

先日、eワラントジャーナルにて掲載させていただいた「株価は戻っていないが、ボラティリティは低下傾向に!相場の戻りも近いか?」のコラム内では、“VIX指数が下降トレンドにある”というお話をさせていただきました。

それに因んで、今回はVIX指数ではなく実際の変動率、つまりヒストリカル・ボラティリティも下降トレンドになり始めたという内容をお話ししたいと思います。

下図をご覧ください。


VIX指数、NYダウ、NYダウのヒストリカル・ボラティリティ(20日)の3指数をプロットしたものです。
そして赤線は、以前eワラントジャーナルにて掲載させていただいた「コロナショックで久しぶりにVIX投資のチャンス到来!売りの大チャンス!?」のコラム内でも言及しました、VIX指数の40ポイントを示したラインです。

VIX指数は、実際のオプション市場で計算されるインプライド・ボラティリティから算出される指数ですから、相場が静かな凪相場の時には、一般的に“VIX指数>ヒストリカル・ボラティリティ(20日)”という不等号が成り立ちます。

問題は、今回のコロナショックのような荒れ相場が来た時です。
インプライド・ボラティリティ、つまりVIX指数がヒストリカル・ボラティリティに先行して急上昇し、先に頂点をつけることが一般的です。
赤色の点線で示した2018年12月、そして今回の部分をご覧いただければ、お分かりになるかと思います。

ここで重要なのは、ヒストリカル・ボラティリティ(20日)はVIX指数の値動きと比べて、比較的滑らかに推移するということです。

従って少し動きが遅れるデメリットはありますが、逆に騙しの動きも少ないというメリットもあります。

そのヒストリカル・ボラティリティ(20日)が足元のボラティリティの低下をうけて、下降トレンドになり始めたのです。

これは株価の反発を知らせるサインと言っていいかもしれません。

前述の2018年12月の時にも、株価がヒストリカル・ボラティリティ(20日)の下降トレンド入りと共に反発しているのがお分かりになるかと思います。

株価は半年先を占うとも言います。
メディア等では日々、「コロナ問題により、お先真っ暗」のような報道が多く見受けられますが、そろそろ絶好の買い場かもしれません。


(eワラント証券 マーケティング部ヴァイスプレジデント 吉野 真太郎)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。