ブイ・テクノロジーのeワラントが急上昇し、100倍越え

2011年8月以降のeワラント歴代上昇ランキングに変動がありました。3月9日時点で新たにブイ・テクノロジー株を対象とするeワラントが132.67倍を記録してランキング6位に登場したのです。28日で132.67倍という上昇は他の金融商品ではなかなか実現しない、eワラントならではの爆発力と言えるでしょう。

2011年8月8日~2018年3月9日の上昇ランキング

順位 銘柄 上昇率 期間中最安値
(売気配値、日付)
期間中最高値
(買気配値、日付)
1 任天堂 コール第225回 317.50倍 0.04円 2016/6/28 12.70円 2016/7/19
2 東芝 プット第155回 173.67倍 0.09円 2016/12/15 15.63円 2017/1/19
3 任天堂 コール第226回 173.00倍 0.03円 2016/6/13 5.19円 2016/7/19
4 ディー・エヌ・エー コール第58回 149.67倍 0.03円 2015/3/13 4.49円 2015/4/6
5 ニアピン米ドルr2第590回 135.44倍 0.52円 2012/11/16 70.43円 2013/3/11
6 ブイ・テクノロジー コール第19回 132.67倍 0.03円 2018/2/9 3.98円 2018/3/9
7 ニアピン日経平均r250第1046回 129.50倍 0.38円 2014/10/16 49.21円 2014/12/8
8 ソニー コール第210回 126.00倍 0.04円 2013/1/9 5.04円 2013/2/7
9 ニアピン日経平均r250第1045回 112.33倍 0.42円 2014/10/16 47.18円 2014/12/8
10 カカクコム プット第27回 112.00倍 0.04円 2017/2/1 4.48円 2017/2/7

なぜこんなことが起こるのか?の前に…

eワラントは様々な相場に間接的に投資ができる金融商品ですが、値動きは対象となっている相場よりも大きくなることがあります。また、eワラントは大きく分けて対象となっている相場が上昇するときに値上がりが期待できるコール型と、対象となっている相場が下落するときに値上がりが期待できるプット型があります。

したがって対象となっている相場に対して強気であればコール型を買う、弱気であればプット型を買って値上がりを狙い、値上がりしたところで売却することで利益を得ます。

eワラントの価格は、各銘柄に決められている権利行使価格と相場の差額(実際はこれに1ワラントあたり原資産数を乗じた額、なお、SBI証券では「1WRあたり株数」と表示)と、各銘柄の満期日までにこの差額が増えるかもしれないという期待値分の合計となっています。なお、コール型の場合は対象となっている相場が権利行使価格を超える分、プット型の場合は対象となっている相場が権利行使価格を下回る分の差額を見ます。この差額がマイナスの場合はゼロとなります。

100倍銘柄の見つけ方

冒頭のブイ・テクノロジーコール19回は満期日の直前に株価が権利行使価格を上抜けし、株価と権利行使価格の差額がゼロから急激に増加したことでランキングの価格上昇が発生したのです。

満期日の直前だったのもポイントです。満期日までの残存日数が長いほど、一般的に期待値分は高くなりますのでeワラントの価格は高めになります。満期日までの残存日数が短いほど、一般に期待値分は低くなりますのでeワラントの価格は低めになります。冒頭の銘柄は満期日までの残存日数が短かったところに株価の急騰が重なったことで驚異的な値上がりとなったのです。

冒頭の例を踏まえると、100倍になるかもしれない銘柄の主な特徴として次の点が挙げられますが、これに加えてさらに対象となっている相場の大きな値動きが発生することが必要です。

  • 満期日が近い(残存日数1~2カ月程度)
  • 売気配値が1円を下回っている

注意点としては上記の銘柄は株価が権利行使価格に到達する可能性が低く、満期日の受取金額はゼロとなる可能性が高いことです。つまり投資元本の全てを失う可能性が高いハイリスク銘柄であり、投資する資金の性格や金額にはご留意ください。

100倍銘柄はどこにいる?

100倍銘柄を見つけるには大きく動きそうな相場をいち早く見つけることがポイントになりますが、どの相場がeワラントの対象になっているかを探すのは大変です。そこでeワラントの対象となっている相場のトレンドが一覧で見ることのできる、eワラント・マルチチャートをご活用ください。最新のデータはeワラント提供元のeワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」に掲載されています(https://www.ewarrant-sec.jp/?p=3206)。

マルチチャートの中からトレンドに変化の初動が見られる相場を探し、上昇トレンドの初動ならコール型、下落トレンドの初動ならプット型を選択します。100倍ほどではないものの、数割の上昇を狙うならトレンドが出ている相場に、3円から5円程度の価格のeワラントで順張り投資するのでも良いでしょう。

マルチチャート(2018年3月13日時点)

(eワラント証券 投資情報室)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

  1. トレンドに乗るルールベースのトレード手法 – eワラントジャーナル