一番の出遅れはどこだ!?世界が落ち着けば、戻りの大きい国の検証!

日本人である以上、日本の株式市場に馴染みがありますし、外国株と言ったらアメリカ株くらいしか思いつかない方も少なくないと思います。

しかし今般のコロナショックの影響で、全世界的に株価が下落しており、日本株も下げてはいますが、もっと下げている国もあるようです。

そこで今年の年初から一番下げた国はどこかを検証したいと思います。

下図をご覧ください。


これは2020年1月から2020年4月9日までの期間において、高値を100とした時の、安値と直近値の値を国別にプロットしたものです。

これを見る限り、コロナ問題の震源地であった中国の株式市場は変動幅が比較的小さいことが分かるかと思います。これは中国の株式市場が外資規制を導入していることが功を奏していると思われます。

逆に中国以外の主要国は、長年の量的緩和により大量のマネーが資本市場に流入していたため、ショックによる被害も大きかったことがお分かりになるかと思います。

アメリカは、一時欧州並みに下落したものの、足元のリバウンドが大きく、高値から20%下落したレベルに留まっています。

そしてこれらのアジア・欧米の主要株価指数の中で、一番下落した上に、このところのリバウンド相場でもそれほど戻してきれていない国が、イタリアです。
実際に、感染者数がヨーロッパ各国の中でも2月~3月はダントツに多かった上に、観光業が主要産業であることも影響したようです。

しかし、下図をご覧ください。


これはイタリアにおける新型コロナウィルスの累計感染者数と、感染者数の前日比の増加数を表したグラフになります。

これを見る限り、政府による外出・渡航規制などの政策の効果が出始めているのか、前日比の増加数は減少傾向にあります。イタリアでは収束し始めているのかもしれません。

ということは?

今後コロナ問題が落ち着けば、イタリア株が一番大きく値を戻すかもしれません。
イタリア株に投資妙味ありかもしれませんね。


(eワラント証券 マーケティング部ヴァイスプレジデント 吉野 真太郎)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。