今年は選挙の年!選挙前後の戦略とは?

先日25日(日)に北海道、長野、広島で衆参補欠・再選挙が行われ、菅政権にとって全敗という形になってしまいました。今年行われる衆議院選挙の予備選と目されていただけに、与党自民党にとってはショックを隠せないかもしれません。

今年の政治日程を整理しますと、

  • 7月22日:都議会議員任期満了
  • 9月30日:菅首相の自民党総裁としての任期満了
  • 10月21日:衆院議員の任期満了
となっております。

夏から秋にかけて衆議院選挙があることは、確実と言えるでしょう。

そこで今年は選挙の年ということで、過去の衆議院選挙の前後で株価はどのようなパフォーマンスだったのかを検証してみました。


検証方法

1965年以降の衆議院選挙を対象に(第31回~第48回の計18回)、投票日前後の日経平均株価のパフォーマンスを調べました。

株価データを記録するタイミングとして、投票日-30日、投票日、投票日+30日、投票日+60日、投票日+90日の計5日を前提とし、それぞれのタイミング間でのパフォーマンスを集計しました。(もし該当日が休日であった場合は、直近の取引日の株価データを採用。)


検証結果

下表をご覧ください。

最初の表は、それぞれのタイミング間でのパフォーマンスを表しています。
また次の表は、それぞれのタイミング間での勝率を表しています。

如何でしょうか?
株を購入するのに一番良いタイミングとしては、投票日ではなく、投票日よりも30日前であることが分かります。
また、すぐにポジションを解消するのではなく、2ヵ月~3カ月は保有していたほうが良いという結果にもなりました。

勝率で言えば、投票日の30日前~投票日の60日後が、83.33%でトップの数字となっており、十分高い勝率と言えるでしょう。

このような結果になった背景としては、実現可能かどうかは抜きにして、選挙前に様々な景気刺激策が発表され、それらの政策への期待が株価へ影響を与えていると思われます。

では、今年の衆議院選挙でも同じ戦略で良いのでしょうか?

ここからは私見になりますが、基本的にはその戦略で正しいかと思います。
但し、先日の予備選の結果が気になります。もし、万一自民党が政権を取れなかった場合、要注意でしょう。
自民党が敗北した場合、現在行っている異次元の金融緩和政策の継続は難しくなるためです。

また、純粋に自民党以外の野党が与党となった年は、政権の行方が未知数ということで株価も軟調な展開になることが予想されます。

記憶に新しい民主党政権になった2009年では、以下の表のようなパフォーマンスでした。

現在の野党の状況を考えると、自民党が大敗する可能性は低いとは思いますが、一応負けることも頭の片隅においてポジション取りをする必要があるかもしれません。

ご参考にしていただければ幸いです。


(eワラント証券 吉野 真太郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。