優待抜き取り戦略!?~期末はチャンス到来~

皆さん、株主優待って知ってますか?

上場企業は、期末に配当金を出すのが一般的ですが、企業をアピールする意味で、自社商品・サービスの割引券・商品券などを株主優待と題して配布する企業もあるんです。

今日は、その株主優待の価値だけを抜き取ってしまうことができる可能性のある戦略をご紹介します!

配当金相当額を支払う義務は負うが、優待券は支払い義務無し?

期末の権利付最終売買日以前に株券を購入し、翌日まで持ち越した方は、配当金と株主優待を受取ることが出来ます。その反対に、権利付最終売買日に株券を売却した人は何も貰えません。
ここまでは簡単ですね?

では、権利付最終売買日に信用取引を使って空売りした人はどうなるでしょうか?
皆さんも経験あると思いますが、権利付最終売買日の翌日、つまり権利落ち日は株価が安く始まることが多いですよね?下がるんだったら、前日に空売りしたら儲かるじゃないか?と思いませんか?
でも、そうは問屋が卸さないですよね・・・。
空売りした人は、配当金相当額を買い手に渡さないといけないんです・・・。

なんだ・・・だったら売っても意味ないかも・・・
っで終わらないでください!

株主優待の部分は、渡す必要ないんですよ!

待てよ・・・?ということは、権利付最終売買日に現物で株を購入して、同タイミングで株を空売り(ショート)したらどうなるんだ?それで翌日まで持ち越すと・・・

はい、それでは整理してみましょう。

【現物の買い】 +(市場リスク)+(配当金)+(株主優待)
【株のショート】 -(市場リスク)-(配当金)

上の2つを組み合わせると・・・、株主優待の部分だけ見事に残ってますよね!

逆日歩という落とし穴が・・・

やったー!これで100%儲かる戦略が出来る!と思った方。
これまた、落とし穴があるんです。
株を空売りした人に稀にかかってくる「逆日歩」という存在です。

日歩とは金利のことを指すので、通常はお金を預けた人が貰い、借りた人が払うものを言います。

つまり信用買いから信用売りの方に支払われるのが一般的です。

しかし、空売りしたいというニーズが急激に高まると、この状態が逆になり、信用で株を売った人が、信用で株を買った人に金利を払わないといけない状態が発生します。
これを一般的に逆日歩と呼んでいます。

そして期末は、上記の戦略をやりたいと考える投資家が増えることから、逆日歩が付くのが一般的なんです。

いくらの日歩がつくのか分からないのも怖いですよね・・・

そこで逆日歩のない世界として登場したのが一般信用取引なるものなのですが、これはこれで借株料が高いという欠点もあり・・・

そこで今回ご紹介したいのが、eワラントのプットを使った戦略です。

eワラントのプットを使えば、逆日歩の不安なし!加えてレバレッジも効く!

空売りと聞けば、eワラントのプットでも出来るのでは?と思ってくれた皆さん。
eワラント検定1級の保持者と言っても、過言ではないです(笑)。A

そうですよね。プットでも出来ますよね。

デルタ換算金額というのがeワラント証券のHP上の銘柄画面に表示されていますから、それを使って実際に何ワラント買えばいいのか計算できますよね。とても簡単です。

ただ、一点注意してもらいたいことが。
レバレッジが効くとはいえ、レバレッジをメインにした戦略ではないので、一番残存期間の長いワラントを選びましょう。自ずとレバレッジも小さくなってしまいますが、翌日に持ち越したときの減価も少なくてすみます。

日本航空やオリエンタルランドなど、優待銘柄としても人気のワラントも取り揃えてありますので、ぜひ一度、eワラントを利用した優待戦略をやってみてください。


(eワラント証券 トレーディング部ヴァイスプレジデント 吉野 真太郎)

※A 実際にはそのような検定は存在しません・・・(笑)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。