原油価格から予想する国際石油開発帝石の株価は?

10月6日にeワラントジャーナルに掲載しました「ちょっと視点を変えて分析してみましょう!財務、テクニカルに次ぐ第3の手法とは!?」の記事内では、COMEX銅先物の価格と住友金属鉱山【5713】の株価との間で回帰分析を行い、足元の住友金属鉱山の株価がどれだけ割安に放置されているかを検証しました。
その後、銅先物価格の上昇と共に、住友金属鉱山の株価も大きく上昇していることは周知の事実です。

今回は、その回帰分析を前提とした株価分析の第2弾として、WTI原油先物の価格と国際石油開発帝石【1605】の株価の関係性を検証してみたいと思います。

WTI原油先物を原資産とするeワラントや国際石油開発帝石を原資産としたeワラントもございますので、是非利用していただければと思います。


回帰分析の結果は?

下の図は2018年12月~2020年12月までの約2年間の価格データを使用して、WTI原油先物の価格と国際石油開発帝石の株価の関係性を回帰分析した結果になります。


WTI原油先物について、マイナス価格のデータが一つだけありますが、これは今年4月にコロナショックの影響で、一時マイナス価格が成立したためであり、誤ったデータではありません。

回帰分析の適合度を示す決定係数ですが、0.61でした。
その数値自体に絶対的な基準はありませんが、一般的には0.5以上であれば、適合度が高いとされています。それを踏まえると、十分説明力のある回帰分析だと言えるでしょう。

肝心の回帰式は以下の通りです。
国際石油開発帝石の株価=253.22円+12.93円×WTI原油先物価格

例えば、足元の12月4日のWTI原油先物の価格は46.26ドルでした。
従ってこの値を上記式に代入してあげると、
国際石油開発帝石の株価=253.22円+12.93円×46.26
となり、結果851円という国際石油開発帝石の株価予想値が算出されることになります。

12月4日の国際石油開発帝石の株価はというと、569円でした。従って282円程度、現在の株価が割安だと判断されました。
参考までに今回の回帰分析における回帰残差(予測値と実際値とのずれ)のヒストグラムを下図に示しました。


誤差が-282円というのは、全データのうち一番マイナス方向に乖離している値であり、ごく稀なことが起きていると捉えても良いかもしれません。

言い換えるならば、現在の国際石油開発帝石の株価が、WTI原油先物価格に比べて、直近2年間で最も割安に放置されていることになります。

そう考えるならば、WTI原油先物を原資産とするeワラントプットを買うと同時に、国際石油開発帝石の株ないしはeワラントコールを買うという手法が有効になるかもしれません。

是非、参考にしていただければと思います。


(eワラント証券)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。