損失限定ってポイントは良いんだけど、保険料がちょっと・・・、という方は必見ですよ!

「相場は今から上がると予想してるんだけど、外した時が怖いしな・・・」と考えて、コールオプションを使って投資されている方も多いのではないでしょうか?

しかし、損失限定とは言え、やはり損をするのは嫌なものです。
そう考えた結果、コールオプションを使った投資はやめて、現物株や先物を結局利用している投資家も多いのではないでしょうか?

そのような方々にぜひ知って頂きたい戦略があります。
その名も「スプレッド戦略」です。

どういう仕組みなのでしょうか?


スプレッド戦略とは?

スプレッド戦略には以下の2種類あります。

  • コール・スプレッド【相場が上昇すれば利益、下落すれば損失】
  • プット・スプレッド【相場が下落すれば利益、下落すれば損失】

それでは具体的に、コールオプションやプットオプションを使った投資との違いを説明していきましょう。
コール型もプット型も基本は同じですので、コール型を前提にお話ししていきたいと思います。

まずはコールオプションを単体で保有した場合の損益のおさらいです。
下図をご覧ください。

現物株や先物のような商品(青色の点線)と異なり、コールオプション(赤色の実線)の場合、原資産価格の下落により損はしますが、損失が限定されています。
欠点としては、現在値のまま満期を迎えてしまうと、現物・先物では当然損失はありませんが、コールオプションでは保険料の分だけ掛け捨てになってしまい、損失となってしまいます。
この損失が嫌で、現物株や先物への投資に留まっている人も多いのではないでしょうか?

そこで登場するのがコール・スプレッドという戦略になります。
下図をご覧ください。

仕組みとしては、

  • アット・ザ・マネー(ATM)のコールを買う。
  • アウトオブ・ザ・マネー(OTM)のコールを売る。

となります。赤色の実線が、合成ポジションであるコール・スプレッド戦略の損益になります。

コールオプションを単純に保有するだけの損益図との違いは如何でしょうか?

決定的な違いは、2つです。

  1. 掛け捨てることになる保険料(損失)の部分が、コール買い単体の場合と比べて小さい。
  2. 相場が大きく上昇した場合、コール買い単体では、無限に利益が増えていくのに対して、コール・スプレッドでは、ある一定価格以上に上昇しても、利益は増えていかず、一定となる。

2点目の「利益に上限がある」という点は、一見受け入れ難い欠点のように感じますが、本当にそうでしょうか?
弊社eワラント証券のお客様に対して、以前実施したアンケート調査の結果によりますと、投資期間という項目で多くのお客様が「数日から数週間」と回答されておりました。
つまり、その投資期間から推測するに、原資産が数%上昇したらポジションを手仕舞っているのではないでしょうか?

その前提に立つならば、割高な保険料となるコールオプション単体投資ではなく、コール・スプレッド戦略で十分ではないかということになります。

是非、一度お試しください。


(eワラント証券 マーケティング部ヴァイスプレジデント 吉野 真太郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。