新年度相場入りで期待される銘柄は数多い

今回の新年度相場には期待される材料株が多い。新天皇即位で広がる祝賀ムード、大型連休、新元号の制定も一部企業にとって材料となるだろう。

すでに動意がある銘柄も多く、そのほとんどは中小型株だ。ここからはさらなる流動性の増加や株価の出直りなどに留意した選択を心掛けたい。

【(祝賀ムードによる)婚活市場活性化期待】

  • IBJ(6071・東証1部)  結婚情報サービス大手企業
  • リンクバル(6046・マザーズ) 「街コン」情報サイト運営

【新元号制定関連】

  • カワセコンピュータサプライ(7851・東証2部) 商業印刷、請求書等の印字を手掛ける。仕様変更が追い風に。
  • AmidAホールディングス(7671・マザーズ) 「ハンコヤドットコム」で印鑑をEC展開。改元特需あるか。

【観光関連】

  • エイチ・アイ・エス(9603・東証1部) 海外に強みを持つ旅行大手。ハウステンボス運営も。
  • ベルトラ(7048・マザーズ) 海外現地体験ツアーのオンライン予約サービスサイト運営。インバウンド向けも。

EC市場のさらなる拡大、キャッシュレス決済元年

すでに広く認識されているテーマ株も、新年度入りを契機にさらに注目度がアップする可能性がある。

機関投資家が新たな資金を振り向けてくるタイミングでもあり、なかでもアクティブ運用を行うファンドにとって外せないと考えられるのは「EC関連株」、「キャッシュレス決済関連株」ではないだろうか。

EC分野では、物流施設でモノの搬送や仕分けを行う機器「マテハン機器」の需要はさらに拡大するものと見られ、マテハン機器の世界的大手企業「ダイフク(6383・東証1部)」は注目される銘柄の一つとなる。

同社の液晶、半導体関連機器の受注にはピークアウトが見られるものの、マテハン機器はECに加え、空港施設絡みの受注が高水準で推移していることから、全体として高い受注を確保できそうだ。ユニクロを運営するファーストリテイリングとのグローバル協業も始まっている。

キャッシュレス決済分野では、決済処理サービスを提供する「GMOペイメントゲートウェイ(3769・東証1部)」の注目度が高い。日本国内のキャッシュレス化推進の中心的なポジションにいるものと考えられている銘柄だ。

同社株はこの5年間で株価が約8倍に上昇しており、抜きんでたグロース株と言える。先ごろ、次世代の決済の基盤づくりで三井住友FG傘下の三井住友カードなどと基本合意しており、さらなる業容拡大が期待されている。

【EC関連株】

ダイフク(6383・東証1部)

【キャッシュレス決済関連株】

GMOペイメントゲートウェイ(3769・東証1部)


(株式ジャーナリスト 天海源一郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。