日経平均が元の水準に戻った今、狙うべき銘柄は!?

昨日6月8日、ついに日経平均株価が23,000円台を回復しました。
コロナショックの影響で、一時は16,000円台まで売られた日経平均ですが、約3カ月で元の水準近辺まで戻ったことになります。

では、その間の主要銘柄の値動きはどうなっていたのでしょうか?
日経平均の構成銘柄である225銘柄を対象に、今年の年初1月6日から昨日6月8日までのパフォーマンスを測定し、グラフにしてみました。

まずは上位10銘柄を見てみましょう。

中外製薬【4519】,サイバーエージェント【4751】エムスリー【2413】,第一三共【4568】,ヤマトHLDG【9064】,ニチレイ【2871】,日産化学【4021】,オムロン【6645】ソフトバンクグループ【9984】,オリンパス【7733】

以上が上位10銘柄になります。

やはり、コロナ騒ぎで賑わった中外製薬、第一三共,ニチレイなどがランクインしています。注目すべきは巨額の赤字を計上することになった、ソフトバンクグループです。業績発表なんて関係ないと言わんばかりの反発で、既に年初より17%も高い水準で推移しています。

次に下位10銘柄を見てみましょう。

J.フロント リテイリング【3086】,アルプスアルパイン【6770】川崎汽船【9107】,コニカミノルタ【4902】,ジェイエフイーHLDG【5411】,国際石油開発帝石【1605】,三菱重工業【7011】,シチズン時計【7762】,日本板硝子【5202】,IHI【7013】

以上が下位10銘柄になります。

こちらも、コロナ騒ぎで大打撃を受けた小売・海運・石油などの銘柄が目立ちます。


ここからどうなるの?

では、今後どうなるのか?という点ですが、下図をご覧ください。


「上位10銘柄バスケット(同ウェイト)」、「下位10銘柄バスケット(同ウェイト)」、「日経平均」、「上位10銘柄バスケットをロングし、下位10銘柄バスケットをショートするロング・ショート戦略」の推移を年初から追ったグラフになります。

注目してもらいたいのは、ロング・ショート戦略の推移です。
コロナ騒ぎで全体相場が急落している局面では、非常に優秀なパフォーマンスを出していましたが、相場が落ち着きを取り戻しからはパフォーマンスに頭打ち感が出てきており、直近2日間で6%もパフォーマンスが悪化してきております。
今後、コロナ騒ぎが一層落ち着きを取り戻し、相場が安定局面に入れば、このロング・ショート戦略のパフォーマンスは更に悪化する可能性が高く、逆張りポジションを組成するのが有効かもしれません。
つまり、上位10銘柄をショートし、下位10銘柄をロングするという戦略が考えられます。

相場全体が22,000円~24,000円のレンジで推移している中、思わぬパフォーマンスを発揮するかもしれません。


(eワラント証券 マーケティング部ヴァイスプレジデント 吉野 真太郎)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。