東京市場10連休中、NYダウ史上最高値更新に期待

「令和時代」目前!東京市場は過去経験したことがない10連休入りとなる。

過去1986年末~1987年初にかけて8連休があったが、それを超える長期休場となる。これについて「10連休を控えて極端に売買が手控えられる(だから軟調に推移するだろう)」、「信用買いポジションが反対売買される(信用売りポジションの買戻しへの言及は少ない)」という見方が多い。

10連休中には以下のイベントが控えているが・・・そのほとんどを「警戒すべきこと」としているようだ。

【アメリカ】
米GDP統計速報値(米時間4/26)
米主要企業決算発表 アップル社決算(米時間4/30)
米FOMC開催(米時間4/30~5/1)
米4月ISM 製造業景況感指数(米時間5/1)
米4月雇用統計(米時間5/3)

【中国】
4月国家統計局製造業PMI(4/30)
4月財新製造業PMI(5/2)

果たしてこれらは「警戒すべきこと」なのだろうか?そのすべてが株式市場にネガティブに作用する可能性はそんなに高いのだろうか?たとえば米GDP統計については、昨年4-6月期(前期比年率+4.2%)をピークに減速が続いているのは確かだ。

ただ、今年1-3月期には下げ止まりを見せており、この時点では、成長軌道に戻ることが期待されているのではないのだろうか?もちろん必ずそうなる保証はないものの、これが米株の一段高を後押しする可能性がないわけではない。

加えて、通信用半導体大手の「クアルコム」と「アップル」の和解も米市場の好材料となった。両社は約2年前から巨額の技術ライセンス料の支払いを巡り、訴訟合戦を繰り広げてきた。しかし先週、互いに全ての訴訟を取り下げることで合意している。収益性が最も高い半導体事業におけるリスクがなくなったクアルコムの株価が急伸した。

もちろん米株に死角がないわけではない。米中貿易交渉の決裂や米企業収益の想定以上の悪化がそれに該当する。

しかし、これらも現状を勘案すると波乱材料となる確率がそれほど高いわけではないだろう。NYダウは、日本の10連休中にも2018年10月3日につけた史上最高値26,828ドル39セントを更新する、あるいは同等の水準まで上昇することも想定すべきと考える。

米株の堅調継続は、東京市場においても外国人投資家の活発な動きにつながり、ここまですでに動意を見せている“外国人主導銘柄”を一段高に導くことになりそうだ。以下、“外国人主導銘柄”の具体的な例を挙げておきたい。

ダイキン工業(6367・東証1部)

オムロン(6645・東証1部)

太陽誘電(6976・東証1部)

デンソー(6902・東証1部)

京セラ(6971・東証1部)

任天堂(7974・東証1部)


(株式ジャーナリスト 天海源一郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。