まいど、相場の福の神こと、藤本誠之(ふじもと のぶゆき)です。連載コラムでは、株式、eワラントにまつわる様々な話題をご紹介させていただきます。
第38回は、『東証マザーズ指数が大暴騰、ココから注目出来る東証マザーズ銘柄はコレだ!』です。
NYダウ・ナスダック指数は、史上最高値を更新、日経平均株価・東証マザーズ指数も堅調です。新型コロナ禍は、世界中に大きな影響をもたらしましたが、その後の回復を見越しての、株式市場への資金流入が続いています。
特に日本では、東証マザーズ指数の上昇が目を見張るものがあります。
東証マザーズ指数

特に、東証マザーズでも直近公開銘柄への人気集中は凄まじいものがありますが、逆に動いたときの下落も強烈になるので、投資初心者は、直近公開の株価高騰銘柄の取引をする場合は、慎重に行うべきだと思います。
例えば、大手企業及び半導体工場向けシステム開発・運用保守・インフラ構築、AI関連のソフトウェア開発を行っているティアンドエス(4055)は、公開価格2,800円に対して、8月11日初値7,010円をつけ、その後も急騰8月26日には29,260円と、公開価格に対して、株価10倍以上のテンバガー銘柄となっています。
ティアンドエス(4055)

今回は、藤本が実際に訪問した800社以上の上場企業の中から、東証マザーズ上場で、まだココから注目が期待出来る銘柄をご紹介いたしましょう。
サイバーセキュリティクラウド (4493)東証マザーズ
株価 5,880円 時価総額546億円

東京都渋谷区の恵比寿駅近くに本社があります。「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」この理念を掲げて、最先端のAI(人工知能)技術と、過去のサイバー攻撃の蓄積されたデータの分析で、WEBアプリケーションのセキュリティサービスを全世界に向けて提供しています。
★福の神ポイント
コロナショックによって、テレワークが一気に進みましたが、短期間での対応だったため、セキュリティ面で問題が生じているようです。セキュリティ意識の高い会社から、サイバーセキュリティクラウドの提供するEBアプリケーションのセキュリティサービスを導入していますが、なかなか進まないという現状のようです。しかし、来年以降、情報漏洩問題の発覚・発表が相次ぎ、セキュリティに関する認知が進めば、利用する企業が激増しそうです。
来年度はさらに加速度的な急成長が期待出来そうです。
きずなホールディングス (7086)東証マザーズ
株価 1,720円 時価総額59億円

★福の神ポイント
日本において、ライフエンディング関連ビジネスは、今後20年間以上、顧客が増え続ける数少ない成長分野です。その中で、家族葬の占める割合も増加していきそうなので、きずなホールディングスは安定的な高成長が期待出来そうです。
葬儀関連ビジネスは、地方に根差した零細の企業が多いのですが、その中で、直営で全国展開しており、企業買収や営業譲渡などで、非連続的な急成長も期待出来ます。
『葬儀再生は日本再生』が経営理念のきずなホールディングスは、数少ない日本の成長分野であるライフエンディング領域において、安定的な高成長が期待出来そうです。
リビン・テクノロジーズ (4445)東証マザーズ
株価 2,864円 時価総額39億円

リビン・テクノロジーズは、東京都中央区日本橋堀留町、人形町駅近くに本社があります。「住まいや住生活に関するマッチングサイト」という思いのもと、不動産サービス・価格比較のポータルサイト『リビンマッチ』を運営している不動産テック企業です。
★福の神ポイント
不動段関連は、最もIT化が遅れた業界ですが、リビンテクノロジーの不動産一括買取査定比較サイト『リビンマッチ』の最大の強みは、参加不動産会社が非常に多いことです。継続契約のためには1軒ずつ営業を行うなどの、丁寧なフォローが必要となり、営業力が非常に大切になります。参加不動産会社の数の多さは、『リビンマッチ』を使うユーザーの満足度向上につながります。
今期は、不動産会社開拓にコストを掛けているため、大幅減益ですが、ほぼ拠点は出店できたので、来期は一気に収益が急拡大するフェーズとなります。
不動産テックを活用して着実な高成長が期待出来そうです。
株価データは2020年8月26日終値ベース
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(財産ネット株式会社 企業調査部長 藤本誠之(ふじもと のぶゆき))
※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。