東証2部に新規上場・指定替えから1年

 まいど、相場の福の神こと、藤本誠之(ふじもと のぶゆき)です。連載コラムでは、株式、eワラントにまつわる様々な話題をご紹介させていただきます。

 第7回は、「東証2部に新規上場・指定替えから1年」です。

 成長に伴って呼び名が変化していく魚のことを「出世魚」と言いますが、株式市場でも上場市場を変更して出世していく銘柄があります。

 ちなみに同じ出世魚でも地方によって呼び名が違い、たとえばブリの場合、関東では「ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ」と変化し、関西では「ツバス → ハマチ → メジロ → ブリ」と呼ばれているようです。一方、株式市場での主な市場変更のルートは以下の通りです。

①東証2部→東証1部
②東証マザーズ→東証1部
③東証ジャスダック→東証1部
④東証ジャスダック→東証2部→東証1部

 東証ジャスダックからいきなり東証1部に指定替えになるのと、東証2部を経由してから1部に指定替えになる2パターンがあるのは、元の市場によって指定替えのための時価総額基準が異なるからです。

 東証2部や東証マザーズから東証1部への昇格基準は時価総額で40億円以上ですが、東証ジャスダックから東証1部への昇格基準は時価総額で250億円以上とケタ違いに大きく異なります。ゆえに、時価総額100億円程度の東証ジャスダック銘柄の場合、いったん東証2部に市場変更を行い、昇格基準を時価総額40億円に下げてから東証1部に昇格するルートを取る銘柄があることから、昇格に2パターンあるのです。
 また、決算期変更を行わない場合、前の市場に上場してから1年以上経過後に昇格するケースが多くなっています。

 今回注目したのは、東証2部銘柄の中で、昨年新規上場または、東証ジャスダックから東証2部に指定替えになった銘柄です。相場の福の神注目の3銘柄をご紹介しましょう。

ウェーブロックホールディングス(7940)
2017年4月に東証2部に新規上場
壁紙トップのサンゲツ(8130 東証1部)の連結子会社で、壁紙、防虫網で首位。産業資材・食品包材、金属調加飾フィルなど、ニッチトップの多彩なビジネスを行っています。

■株式データ(2018年1月11日時点)
株価1,402円
売買単位 100株
予想PER(連)9.74倍
PBR(連) 1.39倍
予想配当利回り 1.78%
時価総額 155億円

桧家ホールディングス(1413)
2017年3月に東証ジャスダックから東証2部に指定替え
あらゆる人にエコで快適な住まいを提供する住宅会社です。エコハウスを中心に規格型注文住宅の請負・施工を行っています。「家中心地よい、しかも経済的。」という相反する価値を提供する新時代冷暖システム「Z 空調 ゼ ッ ク ウ チ ョ ウ」が強みとなっています。

■株式データ(2018年1月11日時点)
株価2,573円
売買単位 100株
予想PER(連)9.44倍
PBR(連) 2.23倍
予想配当利回り 3.11%
時価総額 350億円

エスライン (9078)
2017年3月に東証ジャスダックから東証2部に指定替え
貨物運送事業を中心として、お客様の様々な輸送ニーズに答える岐阜県が地盤の路線トラック業者中堅企業です。『スワロー便』の名称で宅配便も行っています。」

■株式データ(2018年1月11日時点)
株価1,173円
売買単位 100株
予想PER(連)12.64倍
PBR(連) 0.66倍
予想配当利回り 1.19%
時価総額 131億円

(財産ネット株式会社 企業調査部長 藤本誠之(ふじもと のぶゆき))

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。リンク先はeワラント証券が管理・運営しているページではありません。

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