相場の福の神 お年玉銘柄はコレだ!

まいど、相場の福の神こと、藤本誠之(ふじもと のぶゆき)です。連載コラムでは、株式、eワラントにまつわる様々な話題をご紹介させていただきます。

第42回は、『相場の福の神 お年玉銘柄はコレだ!』です。

2020年は、「コロナ禍」が世界中を席巻した1年でした。2020年の年初には、中国の一部での風土病的なものとしての認識しかなかったものが、「春節」頃からアジアで流行し始め、国内でも学校が休校に、その後は非常事態宣言が出され、東京五輪も延期が決定されました。欧米にも飛び火し、そこから世界中で大変なパンデミックになってしまいました。

株式市場も、3月、4月には、世界的な大暴落となりましたが、米国のFRB,欧州のECB、日本の日銀などの徹底的な金融緩和と、各国の景気・経済対策によって、株価は反発、逆に新型コロナ後のV字回復期待、低金利継続により、堅調相場が続きました。ワクチンの年内接種開始のニュースなどから、上値を抜け、日経平均株価も27,000円を目前とする26,000円台まで高騰し、29年ぶりの高値水準となりました。

個人投資家の中にはこの上昇相場に乗って大きな収益を得られた投資家もいる一方、3月、4月の大暴落で大きな痛手を受け、2番底懸念で買いそびれて上手く行かなかった投資家に二極化したようです。

相場の福の神の2021年の相場予測は、世界的な低金利継続、世界中の株式市場での大きな出遅れ、バリューのある日本株への外国人投資家の買い戻しの期待などから、引き続き堅調相場で、日経平均株価も3万円の大台に乗せる可能性が高そうだとみています。

今回は、年末最後なので、新年を迎えるにあたって、2021年に大活躍が期待出来そうな「お年玉銘柄」を投資金額別にご紹介いたしましょう。


2万円コース
JALCOホールディングス(6625)東証ジャスダック
株価 205円 時価総額198億円

★福の神ポイント
パチンコ・パチスロ店向けの貸金業、不動産賃貸、M&Aとソーシャルレンディングがメインビジネス。コロナ禍で全国のパチンコ店が、資金繰りに困っています。オンリーワンのニッチトップ企業である同社に、全国のパチンコ企業から融資依頼が殺到しているようです。


8万円コース
エスプール(2471)東証1部
株価 726円 時価総額574億円

★福の神ポイント
コールセンター派遣を主体とした人材ビジネスと、障がい者雇用支援サービスが2本柱。両方ともコロナ禍の影響はなく、最高益更新と好調。中小・スタートアップに特化したEC通販の発送代行サービスであるロジスティックスアウトソーシングサービスが急成長しており、3本目の柱になりそうです。温室効果ガス排出権取引最大手を子会社化、爆発成長の可能性が高そうです。


30万円コース
ポエック(9264)東証ジャスダック
株価 2,969円 時価総額70億円

★福の神ポイント
ポンプ関連のエキスパート会社で、革新的な環境・防災機器を開発しています。電気不要のスプリンクラー消火装置「ナイアス」は世界初の製品。国内の老人ホーム、診療所などを中心に750台以上の稼働実績があります、温室効果ガス削減で水素電池車が注目されていますが、水素ガスステーションにも、多く導入され今後大きな伸びが期待出来ます。
また、東北大学とオゾン除菌器について、共同研究しています。現行機でも、大量の受注がありますが、来年の期待される共同研究の成果が反映された新製品では、大ヒット商品となる可能性があります。
また、出資している乾燥羊膜の再生医療バイオベンチャーのアムノスが、韓国食品医薬品安全処から同社製品の輸入承認を取得しており、来期には韓国向けの販売が急速に伸びそうです。
多くの株価材料を内包するポエックは、2021年の大活躍銘柄になりそうです。


株価データは2020年12月27日終値ベース

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(財産ネット株式会社 企業調査部長 藤本 誠之(ふじもと のぶゆき))

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。