相場の福の神が会った『凄い』と思った経営者の企業に注目!!

まいど、相場の福の神こと、藤本誠之(ふじもと のぶゆき)です。連載コラムでは、株式、eワラントにまつわる様々な話題をご紹介させていただきます。

第35回は、「相場の福の神が会った『凄い』と思った経営者の企業に注目!! 」です。

コロナ禍による株式大暴落も、日経平均株価は2万円台を回復、東証マザーズ指数に至っては、暴落前の水準に戻っています。株式のベテラン投資家ほど、2番底を恐れて買い出動できない中、果敢に安値に買い向かい大きな成果を上げたのが、最近株式投資を始めた初心者の方のようです。

しかし、全体相場に関しては、ここからは若干上値が重くなってくる可能性があり、個別銘柄の選択が重要になってくる局面です。個別銘柄の選択には、その経営者を見極めることが重要となります。

藤本は、昨年400回324社の会社訪問を行い、企業経営者に取材を行っています。今年も、既に167回の会社訪問を行っています。その会社訪問の中から、この経営者は『凄い』と思った企業をご紹介いたしましょう。


リビングプラットフォーム(7091)東証マザーズ
株価 3,230円 時価総額50億円

北海道札幌市中央区に本社があり、東京都港区虎ノ門に東京本部がある介護・保育・障がい者支援が3本柱の企業です。

★経営者のココが凄い!
金子 洋文社長は、大学卒業後、世界最大の経営コンサル企業の日本支社に就職、その後大手商社のヘルスケアファンド立ち上げに参画、投資家としてこの業界に投融資していた後に、リビングプラットフォームを創業されています。投資家目線によるM&Aと不動産戦略を巧みに活用した成長戦略で、業界NO.1を目指しており、急成長が期待出来そうです。


バルニバービ (3418)東証マザーズ
株価 800円 時価総額70億円

大阪市西区南堀江に本社があり、東京都台東区蔵前に東京本部があります。こんな場所にこんな店があったら、自分が行きたいなと思える店を作りたい、その想いを大事にして、数多くの飲食店を生み出してきた企業です。

★経営者のココが凄い!
佐藤 裕久社長は、アパレル関連の仕事をしていたときに阪神淡路大震災があり、被災地での炊き出しのボランティアを行った時に、久しぶりに温かく美味しいものを食べた方の笑顔が忘れなくて、飲食業を始められたそうです。単に、美味しい・安いだけでなく、その場所にマッチした、こんな場所にこんな店があったら、自分が行きたいなと思える店を作り続けています。コロナ禍で飲食業は大変な状況ですが、広い空間で快適な店舗づくりを行ってきており、今後はバルニバービのお店は更に繁盛しそうです。


ダイヤモンドエレクトリックホールディングス (6699)東証1部
株価 480円 時価総額37億円

大阪市淀川区塚本に本社がある自動車用点火コイルのダイヤモンド電機と、電源・パワーコンディショナーの田淵電機の2社を傘下に持つ持株会社です。

★経営者のココが凄い!
小野 有理社長は、経営不振だった自動車用点火コイルのダイヤモンド電機と電源・パワーコンディショナーの田淵電機と縁あって、同時に2社を企業再生させています。小野社長は、早稲田大学出身のラガーマンで、見た目は体格がごつく、かなり怖い顔です。しかし、早稲田大学ラグビーコーチとして13年振りの日本一に貢献した実績もあり、経営コンサルタントとして、一流の人物です。上場企業2社を同時に企業再生させた実績からも、今後大きな成長が期待出来そうです。

株価データは2020年5月19日終値ベース

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(財産ネット株式会社 企業調査部長 藤本誠之(ふじもと のぶゆき))

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。