足元のビットコインは高い?安い?金利との関係性から検証します。

アメリカにおけるインフレ圧力が止まる気配がなく、その結果、米長期金利が6/13時点で3.2%まで上昇しています。
その影響でコロナショック後、好調だった株式市場も調整を余儀なくされています。

そのような中、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いで上昇し続けていた暗号資産(仮想通貨)も軟調な相場展開が続いています。下の図1をご覧ください。米国のFRBがテーパリング(金融緩和の段階的縮小)を実施し始めた21年11月からのビットコインと米長期金利の推移を日次ベースで表したものです。
長期金利の上昇とともに、ビットコインが下落しているのが分かります。

このグラフだとお互いが逆の動きをしていて分かりづらいかもしれません。そこで長期金利を逆数化した上で、2021年11月1日のそれぞれの値を100として標準化し、グラフにしたものが図2になります。

ビットコインの値動きと米長期金利の値動きがほぼ連動しているのが、よりいっそうお分かりになるかと思います。

金利が上昇するにつれて、「これだけ金利がつくならば、敢えてビットコインを保有していなくても、世界の基軸通貨である米ドルを持っていたほうが良い。」と考える投資家が増えたことの表れになります。その結果、為替市場においても、ドル高円安の流れが止まらないとも言えます。

では、現在のビットコインの水準は売られ過ぎなのか、あるいは更に一段安になってもおかしくないのか?
その目安を知るために、図2のデータを基にビットコインと長期金利のレシオを計算し、グラフにしてみたのが図3になります。

11/1時点の1.0を基準に考えた時に、レシオの値が1.0よりも低ければ(高ければ)、ビットコインが割安(割高)であると言えます。
そのように考えるならば、一時1ビットコインあたり60,000ドルを超えていたビットコイン価格が、20,000ドル台まで下落し、ピーク時の半値以下になっていますが、図3を見る限りでは、割安でも割高でもなく、中立的(ニュートラル)な位置にあると言えるでしょう。

eワラントを使ってビットコインに投資できるって本当?

以上の分析から、ビットコインに今すぐ投資するべきかどうかと言えば、ノーになります。待つも相場なり、というスタンスで正解でしょう。
しかし、金利市場もビットコイン市場も今はボラティリティが高い状況です。いつなんどき図3のグラフが上下に大きく振れるか分かりません。そこで常に金利との関係性を注視し続けることが肝要です。
そしてもし投資するべきタイミングが来たときは、eワラントのレバレッジトラッカーを利用するのが便利です。

ビットコイン先物を原資産としたレバレッジトラッカーには、プラス5倍型とマイナス3倍型の2種類あります。
従って、もし割安と判断するならばプラス5倍型を、割高と判断するならばマイナス3倍型を購入すれば、利益が得られるかもしれません。
レバレッジトラッカーは、変動率ではなく変動幅に対してレバレッジがかかる仕組みになっていますので、日々上下運動を繰り返したとしても、価格がそれによって減価することはありません。[1]その意味で、その他のレバレッジ商品と比べてもメリットが大きい商品になります。ぜひこの機会にお試しください。

[1] 売買スプレッド、管理費などが価格に組み込まれていますので、利益を保証するものではありません。

(カイカ証券 吉野 真太郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、カイカ証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。