9月30日は要注意!日経平均に売り需要が発生か!?

9/21の3連休明け。3万円の大台を越えて安定的に推移していた日経平均株価ですが、中国恒大集団の経営悪化懸念から大きく下落してスタートしました。
過去、何度も中国のバブル経済の崩壊懸念が叫ばれながら、今まで何とか持ちこたえていましたが、いよいよ顕在化してきたかもしれないという衝撃的なニュースでした。

今回は、そんな中、前回の「日経平均銘柄入れ替えが発表!ここから狙うべき戦略とは!?過去の動きから徹底検証です。」という記事に続いて、いよいよ来週9/30に控えた日経平均銘柄入れ替えイベントに絡んで、「9/30には、今回の中国恒大集団のニュース以外にも、別の理由で下落リスクが潜んでいる!?」というテーマでお話をしたいと思います。


入れ替え銘柄のおさらい

では、まず本題に入る前に、今回の銘柄入れ替えの内容をおさらいしたいと思います。

下の表1をご覧ください。

今回は、前回記事でもお伝えしたように、日本経済新聞社が株価調整係数を使った新しい算出要綱を発表したために、例年のように「みなし額面」ではなく、「株価調整係数」とあわせて採用・除外銘柄が発表されました。

従って、表1において、除外銘柄に関しては、従来の「みなし額面」という表記が正しいかと思いますが、分かりやすくするために、株価調整係数=50円÷みなし額面として計算し、その値を記載しています。


日経平均株価とは?

次に、日経平均株価の計算方法をおさらいしたいと思います。
単純に225銘柄のそれぞれの株価を合計して225で割っているのではありません。
実際の計算式は以下の通りとなります。

225銘柄の合計{各銘柄の株価×株価調整係数(従来は、50円÷みなし額面)}÷ 除数

除数とは?という話ですが、日経平均株価が登場した当初は、除数=225でした。
しかし、その後、新株落ちや減資、銘柄の入替が生じた際に、株価指数に連続性を持たせるために、その都度修正されてきた数字になります。
従って、特に深い意味はなく、計算する上での便宜上の数字と思っていただければ大丈夫です。


日経平均バスケット1単位とは?

それでは、実際に日経平均に連動するパッシブファンドなどはどのような運用をしているのでしょうか?

彼らは、単位数で日経平均を日々売り買いしていることが知られています。
つまり、「今日新規設定が〇億あったから、日経平均を引値ベースで△単位買いたい。」というやり取りをブローカーとすることになります。

では、1単位とは何なのか?

それは、先ほどの式で言うところの分子に、それぞれ1,000株を掛けたバスケットになります。

9/21の終値ベースで計算すると、金額にして約8.3億円のバスケットになります。

そして、世界には日経平均に連動するタイプの運用資産は、約25,000単位あると言われています。(裁定取引残高も含めて)

つまり、約8.3億円 × 25,000単位 = 約21兆円 もの資金が日経平均に連動する運用を行っていることになります。


今回の銘柄入れ替えで取引される金額は?

では、今回9/30の終値ベースで行われる銘柄入れ替えでは、どの程度の金額が取引されるのでしょうか?

下の表2をご覧ください。

これは前述の通り、全世界に日経平均に連動するタイプの運用資産が25,000単位存在するという前提に立って、試算したものになります。

採用銘柄となった3銘柄に合計で約5,100億円の買い需要、除外銘柄となった3銘柄に合計で約560億円の売り需要が発生する見込みです。


資金が足りないのでは!?

さて、ここで疑問が湧いてくる方も少なくないでしょう。
買い需要が5,100億円に対して、売り需要が560億円ですから、差し引き約4,500億円の買い越しになります。
では、これは市場にとって良い事なのか?というと、そうではありません。
むしろネガティブ要因と言っても良いでしょう。
なぜなら、各運用担当者は、銘柄入れ替えのための資金を確保するために、残りの222銘柄の売却に走るからです。

つまり今回の銘柄入れ替えでは、

  1. 除外の3銘柄に560億円の売り。
  2. 残る222銘柄に4,500億円の売り。
  3. 1,2の売却で得た資金で、新規採用の3銘柄を買う。

の一連の動きが起こることになります。

4,500億円という金額自体は、大したことがないように思えますが、問題は9/30の引け際に集中して起こるということです。
もちろん様々な手法があるかと思います。
近年引値付近での大口取引を強く監視している金融庁の手前、各運用会社は社内規定で引け際〇〇分はノータッチ(取引禁止)などの自社ルールを設けている会社がほとんどです。
そんな中、手数料を含めて出来る限り引値に近い値で取引し、トラッキングエラーを小さくしなければなりません。(トラッキングエラーとは、ベンチマークとのずれを表す尺度です。これを小さくすることがパッシブファンドの至上命題になります。)
ブローカーとの間で引値保証取引(引値ギャランティー取引と呼ばれます。)を行うのか、それとも先物取引を駆使しながら、徐々に現物ポジションを売却していくのか。
各運用担当者の考え方次第で、やり方は分かれるところではあると思います。

しかし、共通して言えることは、9/30に日経平均の現物なり、先物なりに約4,500億円の売り注文が出るということです。


とるべき戦略は?

そこでぜひご検討いただきたいのが、eワラントの活用です。

日経平均株価を原資産とするeワラントだけではなく、新規採用の3銘柄を原資産とするeワラントもありますので、日経平均ならプット型eワラント、新規採用銘柄ならばコール型eワラントを選択し投資をしていただければ、数千円からの少額で投資が可能となります。


でも、数千円しか投資しないのであれば、あたったとしても収益は小さいのでは?

eワラントは、原資産の価格変動にレバレッジがかかった状態で連動していきます。レバレッジは幾つかの要因により変動しますので、〇〇倍と一概に言うことは出来ませんが、一般的には数倍、時には数十倍ということもあります。
従って、数千円からの投資でも十分リターンは大きくなると言えるでしょう。


レバレッジが効いているということは、追証が・・・

eワラントは、信用取引やCFD取引とは異なり、証拠金を預けて証拠金以上の金額を取引するタイプのものではなく、ワラントという有価証券に投資するだけになります。そのため、予想と反対方向に相場が動いてしまったり、満期が近づくことにより、ワラントの価格がゼロになることはあっても、ゼロ以下になることはありません。従って、追証がないレバレッジ型商品と言えるでしょう。


やってみたいと思った方は?

こちらから簡単に口座開設を申し込むことができます。
ぜひ、今回を機にeワラントを使ってみてください。


(eワラント証券 吉野 真太郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。