リバランスイベント後の戻りに期待!eワラントコールを使って投資してみては?

ソフトバンクグループ【9984】の株価が、足元軟調な展開となっております。
当該銘柄は、個人投資家の間でも人気の銘柄であり、最近の値動きに注目されている方々も多いのではないでしょうか?

理由として挙げられているのは、5月27日(金)の大引けのタイミングで行われたMSCI(Morgan Stanley Capital International)指数のリバランスが原因だと考えられます。
一説によれば、約18億ドル(米ドル)相当の売り圧力が、リバランス日の大引値のタイミングで生じた模様です。

そこで今回は、MSCI指数のリバランスイベントの結果を、指数から除外となった29銘柄の値動きに加えて、ソフトバンクグループの値動きも併せて、振り返ってみたいと思います。


検証方法

指数から除外となった下記29銘柄で等ウェイトのバスケットを組成し、日経平均株価のパフォーマンスと比較する。
実際には、除外銘柄バスケットをショートし、日経平均株価をロングすることになります。

【除外銘柄】

  1. 山崎製パン【2212】
  2. カルビー【2229】
  3. コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス【2579】
  4. アルフレッサホールディングス【2784】
  5. 帝人【3401】
  6. クラレ【3405】
  7. エア・ウォーター【4088】
  8. 太平洋セメント【5233】
  9. 日本特殊陶業【5334】
  10. アマダ【6113】
  11. セガサミーホールディングス【6460】
  12. 豊田合成【7282】
  13. しまむら【8227】
  14. 丸井グループ【8252】
  15. 新生銀行【8303】
  16. ふくおかフィナンシャルグループ【8354】
  17. 京都銀行【8369】
  18. イオンモール【8905】
  19. 東急【9005】
  20. 京浜急行電鉄【9006】
  21. 西武ホールディングス【9024】
  22. 京阪ホールディングス【9045】
  23. 名古屋鉄道【9048】
  24. 九州旅客鉄道【9142】
  25. 中国電力【9504】
  26. 九州電力【9508】
  27. 日本空港ビルデング【9706】
  28. スズケン【9987】
  29. サンドラッグ【9989】

検証期間は、MSCI社がリバランス概要を発表した5月11日からリバランス日翌日の5月28日までとする。


検証結果

上の図1をご覧ください。
こちらは、前述のMSCI指数から除外となった29銘柄で組成したバスケットと日経平均株価の推移を表したものです。
過去に、【今月末はコバンザメ戦略だ!?MSCI指数の銘柄入れ替えイベントで検証してみた!】(2020年5月25日)、【今回の「MSCIコバンザメ戦略」の結果は!?コバンザメはタイミングが全てだ!】(2020年6月1日)とMSCI関連の記事をeワラントジャーナルにて掲載させていただきましたが、今回も前回と同様に、リバランス日に向かって、アンダーパフォームしていくという教科書通りのパフォーマンス推移になっていることが分かります。

5月11日のリバランス発表日から、除外銘柄バスケットのパフォーマンスが日経平均株価をアンダーパフォームし続け、結局ロング・ショート戦略により、リバランス日までに約4%のリターンを確保することが出来た計算になります。

この教科書通りの流れが続くのであれば、今後はイベント通過後の逆戻しというパターンになる可能性が高く、ショートポジションを解消し、ドテン買いすることが良いかもしれません。

では、リバランスによって約18億ドル相当の売り圧力となったソフトバンクグループのパフォーマンスはどのように推移したでしょうか?
その他、除外銘柄のうち、eワラントの原資産にもなっているクラレ【3405】丸井グループ【8252】も併せて見ていきましょう。

下の図2~図4をご覧ください。

ソフトバンクグループとクラレに関しては単体でも、MSCIのリバランス効果がしっかり表れていることが分かります。
5月12日の引け後に両社とも決算発表があったために、一概にリバランスイベントのみのパフォーマンスと言い切ることは出来ませんが、クラレは約8%、ソフトバンクグループは約14%も日経平均株価をアンダーパフォームする結果となりました。


今後の戦略は?

ソフトバンクグループについて。
如何に18億ドル相当の売り圧力があったとしても、ソフトバンクグループの流動性・企業規模を考えると、リバランスイベントとしてはアンダーパフォームし過ぎている感は否めません。
従って、今後短期的な株価の戻りがある可能性はあるでしょう。

またクラレについて。
こちらも普段であればディフェンシブ銘柄の代表的な銘柄ですので、このパフォーマンス推移を見る限りでは明らかにリバランスイベントの影響を大きく受けた値動きと言っても良いでしょう。
従って、今後短期的な株価の戻りがある可能性はあるでしょう。

しかし、この両者のアンダーパフォーム振りは、12日に発表された決算発表の流れを受けている側面も否めず、元の水準まで戻るかどうかも難しい判断になります。
そこで、万一下落してしまったことも踏まえて、eワラントのコール型ワラントを使ってみては如何でしょうか?
選び方としては、高めの権利行使価格は敢えて選択せずに、現値に近い権利行使価格のコールを選ぶと良いかもしれません。短期的な戻りで利益を掴める可能性があるでしょう。
もし、予想に反して更に下落してしまった場合も、eワラントでしたら小額の掛け捨て投資になりますので、損失限定という意味で安心感があります。

「戦略のイメージはあるんだけど、成功する自信がそこまでない。」
こういった時には、eワラントを上手に使っていただければと思います。


(eワラント証券 吉野 真太郎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。