揉み合いが予想されるWTI原油先物

 WTI原油先物価格(青線)が値を戻しています。ただし、指標の一つとされる投機筋のポジション推移(赤線)に目を向けると、この先、一方的な上昇にはならなさそうにも思われます(図1)。

 投機筋のポジションは昨年10月からの下落過程において、基本的に高い買い持ち水準を維持しているようです。投機筋はいずれ反対売買を強いられますので、市場への下値圧力として働く可能性があります。

 同じ二つのデータを過去5年にまで遡ってみると(図2)、過去と比べても現在の投機筋の買い持ち(赤線)は依然として高い水準にあることがわかります。昨年の10月以降も下げ相場に対して買い向かっていることから、収益上苦しい展開にあることも想像されます。

 こうした状況が長く続くと投機筋は今後、売り持ちに転じる可能性もあります。図2を見ると、過去5年間で2回、2.5万枚を超える売り持ちとなったことがわかります(破線の丸 2016年11月と2017年9月)。

 一方で、供給サイドにも目を向けましょう。昨年12月のOPEC(石油輸出機構)総会と、これに続くOPECプラス会合(OPEC各国と、ロシアなどの非OPEC国を含む)では1.2百万バレル/日の減産に合意しています。報道によると、12月の産出量は確かに減少しているようです。

 原油価格の上昇はこれにやや遅れて始まりましたが、12月24日の安値42.53米ドル/バレルは、需給見通しが折り合うまでの間、底値となるのかもしれません。この減産合意は4月に行われるOPEC総会において見直される予定です。

 これらを総合すると、短期的な上昇余地はあるものの、市場は当面の間、時間をかけて40~55米ドル/バレル程度の取引レンジを形成していくのではないかと考えられます。

 eワラントでは、WTI原油先物が上昇すると予想する場合、コール型を購入します。反対に下落を予想する場合はプット型を購入しますが、ボックス圏での取引を予想するなら、プット型・コール型の両方を購入、収益の上がった方から売却するという手もあります。

 WTI原油先物を対象原資産とするeワラント一覧は下記のリンクからご確認いただけます。

WTI原油先物(3月限)を対象原資産とするeワラント
WTI原油先物(6月限)を対象原資産とするeワラント

eワラントのメリット:

  • eワラントは証拠金取引ではないので、追証が発生するリスクはありません。
  • eワラントは自動的にストップロスがかかることもありません。一時的に相場が予想とは反対方向に動いても、次のチャンスを待つことができます(ただし、時間的価値の減少には注意が必要です)。
  • コール型を購入した場合、予想に反して相場が下落すると損失が発生します(ただし、最大の損失は投資金額に限定されます。プット型は相場が上昇すると損失が発生します)。

(eワラント証券 投資情報室)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。