米ドル対円相場:米国の中間選挙に向けた準備、できていますか?

米国の中間選挙は目前に迫っているが、米ドル対円相場のボラティリティ(変動率)は低いまま

 トルコに対する新たな危機がくすぶり始めた7月あたりから、主要国通貨のボラティリティ(変動率)は緩やかな上昇期に入ったようです(図 1 2018年1月2日を100として比較しています)。
 今後のイベントリスクを考えたとき、2ヵ月後に迫った米国の中間選挙(11月6日)は最も注目すべき材料の一つと考えられます。しかしながら、その米ドル対円相場のボラティリティ(変動率)は他の主要国通貨に比べると低いレベルでの推移が続いています(図1 青線)。
 その背景には避難通貨としての役割が、円に対する米ドルの上昇力を抑えているからなのかもしれません。

米国の中間選挙が米ドル対円相場に与える影響

 米国の中間選挙の焦点がトランプ大統領の信任へと移行しつつあることから、結果によっては現状の通商政策に転換点が訪れる可能性もあるでしょう。そうなった場合、米ドルのボラティリティ(変動率)も上昇する可能性があります。

 このあたりを巡っては、米国各メディアによるサヤ当てもエスカレートしつつあるようです。このような動きが今後とも更に激化し、米ドルの値動きに影響を与えるかもしれません。

  • ニューヨークを基盤とする著名な一般紙
  • トランプ氏の大統領としての資質に疑問を投げかける報道(匿名の政府高官によるものとされる)。

  • ニューヨークを基盤とする著名な経済紙
  • これまでのトランプ大統領の功績を称える報道(日本への通商姿勢の硬化を匂わせる部分もあり)。

eワラントでできること 米国の中間選挙の結果がトランプ政権を後押しする結果につながると考えるのであれば、米ドルは現在のように緩やかな上昇を続けるかもしれません(図2)。とするならば、米ドルを原資産とするワラント(コール型)の購入が選択肢として浮かびます。
 これとは反対に、米国の中間選挙の結果がトランプ政権を窮状に追い込み、米国の混乱が米ドルの下落をもたらすと考えるならば、プット型を購入する手があります。これは、米ドル建て資産を所有する投資家にとっては保有資産の下落に対する保険としての効果が期待できる戦略ともいえます。また、この場合、ダウ平均や米国株を原資産とするeワラントのプット型を購入するという手もあります。
 米国の中間選挙に向けたシナリオは複数ありますが、そのあたりをじっくりと今週末に熟考なさってはいかがでしょうか?米ドルを原資産とするeワラントは下記のリンクからご覧いただけますが、米国の中間選挙を主題にeワラントへ投資する場合、満期日が投票日である11月6日以降の銘柄を選択したほうが良さそうです。
米ドルを原資産とするeワラント(プット型・コール型)

(eワラント証券 投資情報室 チーフ・ストラテジスト 塚本 誠)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

  1. 安心を買う:米国中間選挙と米ドル対円相場のボラティリティ – eワラントジャーナル
  2. 円安傾向は定着するか – eワラントジャーナル