今週のeワラント特選銘柄

DZHフィナンシャルリサーチ社提供の今週のeワラント特選銘柄です。
提供:DZHフィナンシャルリサーチ

<今週の東京株式市場見通し>

今週(2020/6/29~7/3)の日経平均株価の予想レンジは22,200円-23,000円。東京株式市場は神経質ながらも水準を切り上げる展開か。米国の多くの州で新型コロナウイルスの感染が再び拡大しており、投資家のリスクオンの姿勢はやや後退する可能性はある。IMF(国際通貨基金)による2020年の経済成長率の下方修正で景気早期回復への疑念が強くなっているが、週末の米雇用統計発表までは経済回復への期待値は保たれそうだ。株主総会後や月替わりによる海外投資家の売買動向の変化なども相場を動かす要因になる。特に米国市場は7/3が独立記念日となるため、三連休を前に変動率が高まる可能性も高く注目ポイントとなる。

一方、7月上旬は主なパッシブ型 ETFで分配金支払基準日を迎える。来週には配当金捻出のためのキャッシュ作りの売り需要が7,200億円程度発生するとの見方もある。出来高低調で週前半から動意なく推移する場合、指数に及ぼす売りインパクトへの警戒が週後半の上値を抑える要因になるだろう。

先週はナバロ米大統領補佐官(通商担当)が「中国との通商協議は終わった」と発言したと伝わり、相場が一時荒れる場面があった。トランプ政権は欧州諸国に対して通商や防衛で圧力をかけており、中国に対しても今後圧力をかけることが考えられ、米中通商関係にまつわるヘッドラインなどにも注意が必要だ。

先週から再開したIPO(新規上場)は好調なスタートを切った。これまでのバイオ、テレワーク、5G関連などのテーマ株物色や材料株物色で投資資金の回転が効いており、個人のリスク許容度は高まっている。テーマ株の中からでもそろそろ選別は進みそうだが、4-6月期の決算発表(主に3月期本決算企業)がある7月後半ごろまでは値崩れは想定しづらい。また、「会社四季報」が発売された直後でもあり、好業績期待株が突如と動意づく場面もありそうだ。

国内経済指標の発表では、5月鉱工業生産(6/30)、6月日銀短観、6月新車販売台数(7/1)などが注目材料となる。日銀短観はコンセンサスの範囲内にとどまり市場の反応は限定的か。コンセンサスの予想は大企業製造業の業況判断DIがマイナス31、大企業非製造業の業況判断DIはマイナス20と、新型コロナウイルスの影響による経済活動の抑制を通じて、前回から悪化が見込まれている。

先行き業況判断DIは経済活動が再開されており、製造業・非製造業ともに改善を示す見込み。ただ、緊急事態宣言解除後も新型コロナウイルス第2波への懸念が強く、改善幅は小幅にとどまる公算が大きい。2020年度の設備投資計画は見直しが広がる可能性は高いが、前回から大きな変化はないとみられる。

海外の経済指標では、中国6月製造業PMI、米6月消費者信頼感指数(6/30)、米6月全米雇用リポート、米5月建設支出、米6月ISM製造業景気指数(7/1)、米6月雇用統計(7/2)などが景況感の認識において注目される。

(提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利)

<今週の注目銘柄>

ディー・エヌ・エー(2432) プット 60回
権利行使価格1,150円(原資産:1,350円) デルタ:-0.1

同社の2020年3月期通期の連結純損益は492億円の赤字(前年同期は127億円の黒字)と大きく悪化した。ゲーム事業に係るのれんの減損損失などが採算を悪化。併せて発表した自己株の消却が好感されたことで決算リリース後は買いが優勢となったものの、本業のゲーム事業の見通しは依然悪い。

国内大手証券では、全社の業績を牽引するようなヒットタイトル待ちと指摘し、目標株価を引き下げ。会社側は「2020年度(今期)までに主力のゲーム事業の強化に加え、それに匹敵するような新たな柱の礎を築く」を掲げたものの、現時点ではその実現は難しいとしており、目先では売りが出やすいとみる。

セブン&アイ・ホールディングス(3382) プット 98回
権利行使価格3,050円(原資産:3,525円) デルタ:-0.1

2020年2月期の連結営業利益は4,243億円(前の期比3.1%増)と微増。国内、海外ともにコンビニエンスストア事業のセグメント利益が増加した。ただ、足元の事業環境は依然として悪く、5月の既存店売上高は前年同月比5.6%減。全店も同5.3%減であり、トップラインが鈍るとの見方は強い。

株価の戻りも鈍く、26週移動平均線に上値を抑えつけられた状況。テクニカル的にも買いは向かいづらく、今後も軟調な値動きが続きそうだ。

ディスコ(6146) プット 47回
権利行使価格19,000円(原資産:26,350円) デルタ:-0.03

2021年3月期1Q(4-6月)の連結営業利益予想は76億円(前年同期比6.7%増)を見込むものの、2020年3月期の営業利益は364億円(前の期比5.5%減)と減少。下期に半導体メーカーの一部投資再開の動きがみられたことから精密加工装置の出荷額は底堅く推移したが、上期に慎重姿勢が続いたこと、売上高水準が若干低下したことなどが影響した。

市場では、半導体メーカーの投資意欲は短期的にピークアウトするとみられており、目先の受注環境は軟調な見通し。3月からの株価の戻りが強かった分、今後は反動売りが続くと考える。


(提供:DZHフィナンシャルリサーチ)

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