2017年12月25日の特選銘柄

DZHフィナンシャルリサーチ社提供の今週のeワラント特選銘柄です。
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 

<今週の東京株式市場見通し>

 今週(12/25~12/29)の日経平均株価の予想レンジは22,800円-23,400円。東京株式市場は年内最終週となる。国内外の経済指標やイベントに目立ったものはなく、基本的には日経平均先物を中心に短期筋による小刻みな空中戦か。米国株式市場ではダウ平均が25,000ドルを前に足踏みを続けている。米国株の動き次第といっても過言ではなく、米主要指数が直近高値を上回ることがあると、クリスマス休暇明けの海外投資家を刺激し、日本株は「掉尾の一振」となる公算が大きい。一方、米国の長期金利(10年債利回り)が200日移動平均線をサポートに直近高値を上回ってきている。2013年以降の主要な高値をつないだ上値抵抗線を勢いよく上抜けるような状況になると、米国株の下落要因となる。そうした場合、日本株には国内機関投資家の利益確定売りが増えかねないことや、短期筋による売り仕掛けにより、下落圧力が強まる公算が大きい。

 一方、今週は新規上場が3社に減少する。短期売買であふれた資金がセカンダリー投資に向かい、マザーズを中心に中小型株の上昇が顕著になる展開も予想される。

 国内経済指標の発表は、11月消費者物価指数、11月企業向けサービス価格指数(12/26)、11月商業動態統計、11月鉱工業生産指数(12/28)などが重要。一方、米国で材料になりやすいのは、12月消費者信頼感指数(12/27)と12月シカゴ購買部協会景気指数(12/29)となる。 

 チャート上の日経平均株価は12月のレンジ上限でもみ合いが続いている。下方では、5日移動平均線(22,886円 12/22)や10日移動平均線(22,824円 同)、一目均衡表の転換線(22,736円)がほぼ同水準に収れんしており、株価の押し上げ要因として作用するかが注目される。上値メドは、11/9高値23,382円、11/9高値~11/16安値までの倍返しで24,792円付近など。下値メドは、12/6安値22,119円~11/16安値21,972円、9/8安値~11/9高値までの上昇に対する半値押しとなる21,310円などが考えられる。

 大納会を含む週と大発会を含む週との間で日々の騰落幅をみると、2011年以降の直近6年間はすべての年で大発会の騰落幅が最も大きい。正月休み中の海外株式市場や為替市場の影響を織り込むためだ。また、1月は上旬に高値を付けることが多いのは、年初めに運用の配分を決める海外投資家による長期資金の買いが入る傾向があるからだろう。特に、足元では原油相場が堅調に推移しており、政府系ファンドからの資金流入にも期待したいところだ。ただ、米国企業の第4四半期の好決算発表で材料出尽くしになるケースが多い点にも注意が必要である。

(提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利)

<今週の注目銘柄>

第一生命ホールディングス(8750) プット 67回
権利行使価格2,200円(原資産:2,388円) デルタ:-0.4

 9月安値1,693円をボトムとする足もとの株価上昇は、目を見張るものがある。日足、週足、月足チャートのいずれも、一目均衡表の雲や基準線、転換線などをキッチリ上抜けており、「強気相場」の真っただ中にある。直近高値であった3月10日2,348円をもブレイクした。一方で、ここにきて、証券各社から株価上昇ピッチが速いとの警告をアナウンスするレポートが相次いでいることは気になる点だ。機関投資家の資金流入もあって上昇してきた株価であるが、(1)目先の上値メドとみられてきた、3月10日2,348円をもブレイクした達成感、すなわち利益確定売り、(2)年末、クリスマスに伴う手じまいを主因に、このあたりで目先の天井をつける展開を予想する。

 加えて、来19.3期から始まる次期中期経営計画に対する市場の注目度が増してきており、一部ではカタリスト不足、目新しい材料が不足との観測もあることから、年明け後にその警戒感が醸成されるリスクもある。良好な市場環境は業績の追い風という見方は多いものの、それらが株価におおむね織り込まれたとみる向きが大半であり、株価上昇余地は縮小したとの見方をとりたい。株価の上値の重さが意識されるにつれ、しだいに上値を切り下げ、下落トレンドに転換する可能性もあるとみて、日足チャートで一目均衡表の雲を割り込んだ水準である2,200円を権利行使価格に選ぶ。

CYBERDYNE(7779) コール 19回
権利行使価格1,900円(原資産:1,999円) デルタ:0.7

 年末・クリスマスで手がかり材料難の状況下という、良いタイミングで好材料が浮上した。同社は12月19日、米国食品医薬品局(FDA)より「HAL医療用下肢タイプ」について、医療機器としての市販承認を取得したと発表。これまで世界初のロボット医療機器として、日本・EU(欧州)で展開がなされていたが、今回のFDA承認により、その医学的治療効果が米国当局によっても認められた格好。日本、欧州、米国の主要3市場において「医療用HAL」の展開が可能となったインパクトは大きいと言えよう。

 これを受けて、野村証券ではレーティング「Buy」を継続した上で、目標株価を3,400円→3,700円と引き上げた。野村のレポートでは、米国市場でのHAL治療が来19.3期以降、徐々に立ち上がり、中長期的に治療可能な病院数や患者数増加が加速すると予想。今後は(1)米国で現在準備中である治療センターの開設と、(2)大手保険会社によるHAL治療のカバレッジにより、(3)米国での脊髄損傷等の患者向け治療が開始され、業績貢献が進むことがカタリストになるとした。同社の株価は2016年に2,600円台の高値を付けて以降、一時は1,200円台まで弱含んでいたが、株式市場の関心は高く、今回の好材料を起爆剤に、新値更新が期待できよう。株価急伸に伴う利益確定売りが目先出ると見込まれるが、短期筋や投機筋の資金を巻き込みながら、この年末年始は力強い株価上昇がみられると期待する。

オリエンタルランド(4661) コール 77回
権利行使価格10,000円(原資産:10,370円) デルタ:0.6

 6,000~7,000円のレンジ相場が1年ほど続いていたが、今春以降は一本調子の株価上昇を続けている。4月の6,500円から、12月11日には10,850円まで急騰。その後は利益確定売りによりアタマの重さがみられるが、個人投資家を中心に押し目買い意欲は根強く、高値圏での株価推移を維持している。当初、ゲスト数(入園者数)のアタマ打ちや、訪日外国人客の伸び悩み観測などで「常勝(上昇)期待」一服とみる向きがマーケットに広がっていたが、月次データで高水準のゲスト数維持、さらにはゲスト数の伸びが確認されるとムードは一変。再び「常勝(上昇)銘柄」との期待値が高まっている。

 日本マクドナルドホールディングス(2702)などと並んで、現状株価はファンダメンタルズで分析し難い水準と指摘する声は確かに多い。だが、魅力的な株主優待、圧倒的な知名度、良好なイメージから、安値では個人を中心に押し目買いが入りやすいのも事実である。目先の好業績はもちろん、数年先の好業績まで織り込まれた株価推移であることも承知のうえで、株価の一段高を予想する。マーケット全体のセンチメント悪化などで株価が弱含む場面、節目の10,000円を割り込む場面があるとしても、「ロスカット(損切り)」よりも「値ごろ感からの買い(押し目買い)」が勝るとみて、権利行使価格に10,000円を選ぶ。目先の上値メドは12月11日につけた10,850であるが、現在の野村証券ならびにみずほ証券の目標株価である11,600円までの上昇もあり得るとみている。

(提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 小林由二)

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