2019年8月5日の特選銘柄

DZHフィナンシャルリサーチ社提供の今週のeワラント特選銘柄です。
提供:DZHフィナンシャルリサーチ

<今週の東京株式市場見通し>

今週(8/5~8/9)の日経平均株価の予想レンジは20,900円-21,400円。米国株や為替市場の不安定な動きを警戒し、個別株物色が中心の週となりそうだ。

日米通商協議でのトランプ米政権からの米国産農産物の輸出拡大、日本の自動車輸入の抑制などのヘッドラインに要警戒となる。

8/9は国内4-6月期GDPの発表、8月限オプションSQの算出日となる。外部環境にもよるが、7月以降でボラティリティーの低い相場が続いたことで、SQ売買に絡む波乱は限られそうだ。

注目された7月のFOMC(連邦公開市場委員会)は0.25%の利下げが実施され、今後の利下げ打ち止め感と追加利下げの思惑がリスク要因となっている。

さらに、先週はトランプ米大統領がツイッターで「9/1から3,000億ドル分の中国製品に10%の追加関税を課す」と表明したことで、ドル円は一時106円台まで急速に円高が進行した。次の9月の米中通商協議が難航した場合、25%へ引き上げるとも警告している。

米景気減速への「不確実性」が増す中、金利の低位、円高含みが続く可能性が高まっており、日本株の8月前半は様子見姿勢が一層強くなる公算が大きい。

FOMC直後にドル円は一時109.30円程度まで上昇する場面もあった。一時的にでも7月前半に付けた109円手前の戻り高値を上抜けたことで、6月安値(106.77円)を割り込みずるずると円高方向に向かうとは想定しづらい。

だが、物色は景気敏感株の下げた押し目よりも、ディフェンシブ系やバリュー株の一角に相対的な優位性はあるだろう。

8月は売買代金が減少する年が多く、日経平均は2010年~昨年までの9年間で月足ローソク足が陽線(月初よりも月末の方が高い)になったのは3回しかない。

今年も波乱の8月相場がスタートした。決算発表を終えたあとの後半は材料難となるが、昨年8月のような後半の連騰劇を期待したいところだ。

(提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利)

<今週の注目銘柄>

ZOZO(3092) プット 8回
権利行使価格2,000円(原資産:2,073円) デルタ:-0.3

市場では、業績改善期待が高まっている。同社は7月30日、2020年3月期1Q(4-6月)の連結営業利益が77.9億円(前年同期比32.6%増)だったと発表。ゾゾスーツの配布数減少に伴う広告宣伝費率やその他費用率が低下したことが寄与した。そのほか、ZOZOTOWN事業での商品取扱高が763億円(同11.7%増)となったほか、PB事業の商品取扱高が4.6億円(同4.1倍)となったことも奏功した。

ただ、継続的に買われる公算は低いとみる。PERは30倍近くとかなり成長期待を織り込んだ水準だが、取扱高の伸びが鈍化しており、成長のピークが見え始めている。加えて、ゾゾスーツ配布数減少による損益改善も長期目線での競争優位という観点で見ればポジティブとはいいづらく、成長期待剥落によって株価は徐々に下方に調整されていくと考える。

任天堂(7974) プット 292回
権利行使価格38,000円(原資産:40,290円) デルタ:-0.4

今期業績は厳しそうだ。同社は7月30日、2020年3月期1Q(4-6月)の連結経常利益が222億円(前年同期比49.3%減)と、大幅な減益だったと発表。ニンテンドースイッチについて、ハードウエアの販売台数213万台(前年同期比13.2%増)、ソフトウエアの販売本数2,262万本(同25.9%増)と堅調な推移となったものの、ニンテンドー3DSにおいてハードウエア、ソフトウエアともに落ち込みが激しかった。また、為替差損120億円の発生も損益を圧迫した。

株価は年初から長らく強い動きを続けて現在4万円付近で推移しているものの、今期予想PERは約27倍とかなりの高水準。足元では米グーグルのゲーム事業参入への懸念もくすぶっており、軟調な決算が出て当面の材料も出尽くしとなったことで、利益確定売りが出始めると考える。

日産自動車(7201) プット 195回
権利行使価格700円(原資産:691.7円) デルタ:-0.5

今後は業績悪化懸念が売りにつながりそうだ。同社は7月25日、2020年3月期1Q(4-6月)の連結営業利益が16億円(前年同期比98.5%減)と、大幅に減少したと発表。通期の会社計画2,300億円に対する進ちょくはわずか0.7%だった。販売正常化に向けた取り組みの継続による販売台数の減少や、規制対応に向けた投資、原材料費、為替などの外部要因が収益を圧迫した。

加えて、1万2,500人の人員削減と生産能力を1割減らす構造改革策についても併せて発表。ガバナンス上の問題もくすぶる中で、市場でも、日産が想定する時間軸で収益力回復が進むか否かは現時点で判断しがたく、本格的な事業改善にはかなり時間を要するとの見方が強まりつつある。当面はリスク回避の売りが継続するとみる。

(提供:DZHフィナンシャルリサーチ)

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