「緊急事態宣言」中も株価は上昇していた?

政府は25日、東京など5都道県の緊急事態宣言を解除しました。とはいえ、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が止まったわけではないこともあり、すぐに今までどおりの暮らしに戻るとはいかないでしょう。政府も「新しい生活様式」として今後の生活の実践例を紹介しています。今しばらくの間は宣言期間中と変わらない生活を送られる方も多いのではないでしょうか。ところで、4月7日の発令から解除まで約1カ月半の期間中は、市場はどのような推移をみせていたのでしょうか。前回と同様に各種指数の推移をみてみましょう。


緊急事態宣言の発令時が底だった?

今回は、緊急事態宣言が発令された4/7を基準にTOPIX、日経平均、マザーズ指数、JASDAQ平均の推移を確認しました。発令に伴い商業施設の休業などが決定され経済活動の落ち込みが予想される一方、各種指数は堅調な推移が続きました。終値ベースでは、各指数ともに4/7の値を割り込むことなく上昇を見せており、マザーズ指数に至っては1カ月半の間で50%上昇しています。2月から3月にかけての下落幅が大きかったこともありますが、1カ月で50%というのは驚異的な数字といえるでしょう。


マザーズ指数をけん引したのは?

前回もご紹介したように、指数の算出方法は様々です。マザーズ指数はTOPIXと同様の時価総額加重平均型の指数で、マザーズに上場する全銘柄を対象としています。新興企業向けの市場であるマザーズには300超の銘柄が上場していますが、時価総額の小さい銘柄も多いため、マザーズ指数の構成比は時価総額上位10銘柄が全体の4割近くを占めています。では、上位10銘柄のうち、どの銘柄が大きく上昇したのでしょうか。


アンジェス(4563)、弁護士ドットコム(6027)、フリー(4478)、マネーフォワード(3994)が指数を上回る上昇を見せたことがわかります。特に、新型コロナウイルスのワクチン開発への参入を発表したアンジェスは3倍近く上昇し、指数をけん引しました。一方、モンスターストライクなどのゲームを手掛けるミクシィ(2121)は5%程度の上昇にとどまっていますが、ショック時の下げ幅が比較的小さかったことなどが背景にあるようです。

ただ、こうした上昇をみせた銘柄も、一時的な調整が入る局面があります。アンジェスもピーク時から一時30%超の下落をみせており、上昇が大きい分だけ調整幅も大きかったようです。こうした大きな上昇をみせている銘柄に順張り投資する際には、調整も考慮しておく必要があるでしょう。eワラントは対象の相場にレバレッジをかけて投資ができるものの、最大損失は投資金額に限定されるため、大きな調整をみせても追証が発生することはありません。また、プットを取り扱っている場合は、調整に対する保険のように扱うことも可能です。eワラントを活用した投資手法を考えてみてはいかがでしょうか。


(eワラント証券 投資情報室)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。