トレンドに乗るルールベースのトレード手法

 株式投資で大きな利益を狙うにはある程度の時間が必要ですが、株価などに連動して値動きするeワラントであれば1週間程度でも何割も上昇したり、倍になることも珍しくありません。過去には任天堂(7974)やブイ・テクノロジー(7717)の株式を対象とするeワラントが100倍を超える上昇を記録したこともあります。さすがに1週間で100倍を狙うのは少々難しいですが、数割程度の上昇を狙うのは可能です。今回は会社員の方など、相場に張り付いていなくても実践できるルールベースのトレード手法を紹介します。

手順1 上昇トレンドにある原資産を探す

 今回紹介するトレードルールは、eワラントが対象としている相場(以下、「原資産」と言います)の上昇時に利益を狙えるコール型eワラントの買い持ち戦略です。考え方としては、上昇トレンドにある株式に現物株ではなく、レバレッジのかかったeワラントで代替投資して、上昇トレンドの一部をかすめとっていくイメージです。eワラントにはレバレッジがかかっているので1週間でも数割程度の上昇を期待することができます(もちろん、数割程度の下落になることもあります)。また、買い持ちと言っても1週間です。1週間後には上手くいっても失敗しても一旦売却して、新たに銘柄を選別します。 手順1は上昇トレンドにある原資産を選ぶことです。例えば過去6ヵ月の高値を更新してきている原資産です。eワラント提供元のeワラント証券ではeワラントジャーナルというサイトで「主要原資産のマルチチャート」を公開しています。これを参考にすると、このトレード手法にあう原資産を選びやすいでしょう。

直近において上昇トレンドにある原資産は次のものなどがあります。
スタートトゥデイ(3092)
TDK(6762)
GMOペイメントゲートウェイ(3769)
村田製作所(6981)
KDDI(9433)
フェイスブック(FB)
ネットフリックス(NFLX)

eワラント原資産のマルチチャート(eワラントジャーナル)右肩上がりになっているチャートを見つけます。余裕があれば、なぜ株価が上昇しているのか、業績動向や材料となるニュースなどを調べてみましょう。

手順2 eワラント原資産ランキングを見る

 原資産が決まったらタイミングが重要です。買い付けタイミングを考える上でeワラントホームページの原資産ランキングが参考になりますので、以下のリンクから見てみましょう。

eワラント原資産価格ランキング(eワラントホームページ) 手順1の原資産が「参照原資産価格値下がりランキングワースト20」に入っているかチェックします。もし、下落ランキングに入っていれば上昇トレンド中の下落ですので、押し目買いのタイミングとしてコール型eワラントの買いを検討します。

 買い付けするeワラントは、権利行使価格が低めで、満期日までの期間が数ヵ月以上の銘柄を選択します。慣れてきたら実効ギアリング(別称:ワラントレバレッジ)が相対的に高い銘柄に挑戦してみても良いでしょう。 例えばこのような場合、どちらも満期日までの期間が数ヵ月以上ありますので、どちらを選べばよいか悩ましいところですが、機械的に権利行使価格が低い方を選べば良いでしょう。

手順3 コール型eワラントを1週間保有

 押し目で買えたら1日1回は買った銘柄をチェックして、原資産の上昇トレンドが変わっていないかチェックします。それまで相場に織り込まれていない新たな悪材料が出た場合は撤退するのが理想的ではありますが、それが難しいのであれば買い付けから1週間後に上昇していようが下落していようが売却する、というルールベースの運用をします。

 以下の銘柄は直近の事例です。これらの銘柄はeワラント証券のeワラントメールマガジン「eワラ ビギナーのためのトレード道場」で実際に紹介された銘柄です。なお、価格は全て買気配値(買取価格)であり、買値と売値の売買スプレッドは考慮されておりません。

村田製作所 コール 131回
4.98(7/3の終値)→6.20(7/9の終値) (+24.5%)
※期間中高値 6.20(7/9)

サイバーエージェント コール 84回
8.13(6/26の終値) → 8.01(7/2の終値)(-1.5%)
※期間中高値 10.16(6/29)

スクウェア・エニックスHD コール 55回
1.51(6/19の終値) → 2.95(6/25の終値)(+95.4%)
※期間中高値 4.42(6/22)

ジャパン・テクノロジーバスケット コール 4回
4.64(6/12の終値) → 5.23(6/18の終値)(+12.7%)
※期間中高値 5.38(6/18)

東海カーボン コール 2回
12.42(6/5の終値) → 11.53(6/11の終値)(-7.2%)
※期間中高値 12.42(6/5)

(eワラント証券 投資情報室長 小野田 慎)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。