春に売って秋に買え、ハロウィン効果とは

10月相場も終わりに近づいてきました。月末31日はハロウィンですが、「ハロウィン効果」というアノマリーをご存知でしょうか。毎年10月のハロウィンの時期に株価が安値をつけ、春に向けて上昇に転じるというものです。本稿ではこのハロウィン効果について過去のデータを調べてみました。

春に売って秋に買う

有名な相場格言に、「Sell in May(株は5月に売れ)」というものがあります。もとはイギリスの相場格言で、「Sell in May, and go away; don’t come back until St Leger day.(株は5月に売ってどこかに行ってしまえ、そしてセントレジャー・デー(9月の第2土曜日)まで戻ってくるな)」というものでした。これが米国に移り、「セントレジャー・デー」の部分が「ハロウィン」に変化したと言われています。背景に海外ヘッジファンドの決算期が影響しているなどともいわれていますが、はっきりとしたことはわかっていません。

このアノマリーについて、今回は月末に買い、半年後の月末に売った場合のリターンを検証してみました。表1は1999年4月から2019年9月までの期間で、当該月の月末の日経平均株価から半年後の変動率を表にしたものです。

表1のデータの平均をとると表2のようになります。10月末から半年間(4月末まで)のリターンは6.3%と最も高く、4月末から半年間(10月末まで)のリターンは-2.1%と最も低くなっており、平均だけを見ると、このアノマリーはあながち間違っていないようにも思えます。

日本株は年初来高値を更新中だが…?

10月16日には、米中通商協議の部分合意が伝わったことで、両国の関係改善への期待感から日経平均は約半年ぶりに年初来高値を更新しました。その後も心理的節目である22,000円台を上回る水準での推移が続いていますが、過熱感を指摘する声もあります。一方で、昨年10月につけた高値24,448.07円にはまだ遠いことから、一段の上昇に期待する向きもあるようです。


中長期の投資にはレバレッジトラッカー

eワラントのコール・プットは他の条件が変わらず、時間だけが経過した場合に価格が低下する「時間的価値の減少」がありますので、中長期投資には向きません。ハロウィン効果を期待して日経平均への中長期投資を行うのであれば、時間的価値の減少のない日経平均プラス5倍トラッカーを検討されてみてはいかがでしょうか。逆に高値圏からの下落を予想するのであれば、日経平均マイナス3倍トラッカーへの投資も面白いかもしれません。


(eワラント証券 投資情報室)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。