ND倍率でパフォーマンスをチェック

緊急事態宣言の解除から約1カ月が経過しました。解除直後は経済活動再開への期待感から日経平均は23,000円台を一時回復したものの、新型コロナウイルスの感染第2波を警戒する動きなどから調整をみせており、コロナショック以前につけた24,000円台をうかがう展開とはなりませんでした。海外でも新型コロナウイルスの感染第2波を警戒する動きは顕著で、米国や中国株なども足元では調整をみせています。


ND倍率でパフォーマンスをみる

図1は日経平均、NYダウ、ND倍率の推移をまとめたものです。ND倍率とは、日経平均(N)とNYダウ(D)の価格比をとったものです。また、日経平均とNYダウは2019年1月4日を100として指数化しています。

2019年のND倍率は0.85辺りで上値を抑えられる形で横ばい推移が続いていたのに対し、コロナショック以降はこの水準を大きく上抜ける場面が増えています。ND倍率は日経平均とNYダウのパフォーマンス比ですので、ND倍率の上昇は日経平均がNYダウに対して相対的に優位なパフォーマンスをみせたことを意味しています。

未だ新型コロナウイルス鎮静化の兆しが見えない米国ですが、相次ぐデモや11月の大統領選などのリスク要因も抱えています。仮に日経平均が23,000円を前に伸び悩んだとしても、NYダウがこうしたリスク要因から更なる下落をみせてND倍率が一段と上昇する可能性があるかもしれません。


ND倍率を活用する

ND倍率の変動を投資戦略に活用するのであれば、日経平均の買い建てとNYダウの売り建てあるいは日経平均の売り建てとNYダウの買い建てを組み合わせることになります。eワラントの場合ですと、コール型の買いとプット型の買いの組み合わせで代替可能です。

引き続きND倍率が上昇する(=日経平均がNYダウに対して相対的に優位に推移する)と仮定するのであれば、日経平均を対象とするコール型eワラントとNYダウを対象とするプット型eワラントを組み合わせてみるのも面白いかもしれません。


(eワラント証券 投資情報室)

* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。